【Netflix】トゥルーマン・ショー(1998)/リアリティショーの残酷さと「与えられた人生」について考えさせられた【映画考察レビュー】

たまにはみよう名作映画シリーズ!ということでみてみました。

あらすじとしては

トゥルーマンはシーヘブンという離島で暮らす保険の営業マン。

何不自由なく暮らしていたが、ある日町中に死んだはずの父親をみかける。

慌てておいかけるものの、父親は何者かに連れ去られてしまう。

母親のそのことを話すと「見間違いだ」といってとりあってもらえない。

トゥルーマンは違和感を感じ始める。

という感じです。

エロもなくグロもないのですが、ダークコメディ映画という感じです。

暗すぎないので気軽にみれるのがありがたい。

一度見始めると展開が気になって最後までみてしまいました。

割と仕掛けを隠すつもりもなくあっさりとこの世界の仕組みを明かすのが斬新でした。

おそらくいいたいのはそこではないんでしょうね。

ちなみにNetflixなら見放題(2023/03/31まで。また入ると思いますが)で、アマプラだと400円の課金が必要です。

後述しますが、今回吹替と字幕版で結構翻訳が違いました。わかりやすいほうを引用させていただいています。

 

 

 

リアリティショーも所詮は虚構がはいるよっていう皮肉

私は興味がないのであんまりみないのですが、リアリティショーは人気のあるジャンルですよね。

私も前に『アーミッシュインNY』が面白いと感想をかきましたが、

tachikawa.hatenadiary.jp

さすがに

「脚本が面白いなあ!」

と思いながらみていました。

普通の田舎からでてきた人がNYであそこまでやれるとは思えません。

ですが私も視聴しながら演者たちのリアルな演技に

「それはないんじゃない?」

「あーそういったら相手は傷つくよ」

と感想がでてきたのも事実です。

リアリティショーだとわかっているのに、実在の人物の反応だと勘違いしてしまうのです。

※そりゃある程度は演者の意見を反映しているはずなので、そこにリアルがでるのだと思います。

日本でも恋愛リアリティ番組が人気ですが、そこから炎上騒ぎになり残念な結果になってしまったことがありましたよね。

トゥルーマン・ショーではリアリティショーはあくまでショーであり、演者たちの真のリアルではないといいたかったのではないでしょうか。

トゥルーマンだってもしあの島ではなかったらどんな生活をしてどんな人生を送っていたかなんて誰にもわかりませんよね。

作られた舞台の上のトゥルーマンの人生は”現実(リアル)”なんでしょうか。

ただ私たちの世界のリアリティショーより、トゥルーマンは島の外に興味を持ち始めるも、トラウマをうえつけられて留めさせられているのがなんとも残酷だなあと思いました。

「やりすぎなことが面白いんだもっとやれ!」

「そうとわかっていても面白いんでしょ?視聴者は。」

という制作の声も聞こえてきます。

そういうメタ的な声を含めて一つの作品にしているのが非常に面白かったです。

今はもうコンプライアンスが厳しくなったので虫の息でしょうが…

不幸がない世界は幸せなのか?

「でも彼は自由のない囚人だわ」

と劇中で真のヒロインがいっていますが、トゥルーマンは生まれたときからカメラをこっそりまわされ全世界に人生を晒してきました。

家族も演者で周りの人も演者。

この世界は理想郷だとプロデューサーがいっていますが、この島では誰も怒ったり悲しんだりしていないんですよね。

みんなニコニコしてる。

それが何よりも怖かったです。

不幸はないけれども、もっと大きな不幸を抱えているような気がします。

最もトゥルーマン本人が自覚しなければ不幸ではないのですが…

与えられた人生をまっとうすることは簡単だから

私がこの映画をみていて1番心を動かされたのは以下の部分なんですが、

吹替と字幕で全然翻訳が違うのです!!!

「クリストフさん、質問です。なぜトゥルーマンは今まで自分の人生について疑問をもつことがなかったと思いますか?」

という質問に対して

吹替だと

与えられた人生をそのまま受け入れることは、容易だからです。

しかし字幕だと

徹底した”リアリティー”それを保ったからだ。

とのこと。

ではクリストフは英語でなんとしゃべっているかといと…

We accept the reality of the world with which we are presented.

It's as simple as that.

(私たちは、与えられた世界の現実を受け入れるからです。

それはとても簡単なことなんです。)

いや…全然違うじゃん。吹替のほうが元の文章に近いですね。

たまたま今回は吹替のほうをみていたので気づきましたが、字幕版だったら全然印象に残っていませんでしたね。

 

話を戻します。

私もかつては自分の人生を受け入れようとしていた人間なのでよくわかります。

私は親と非常に仲が悪く実家と絶縁しているのですが、もしあのまま実家にいたら人生は楽だったろうなと思います。

そういうと私の実家が金持ちのように感じるかと思いますが、そうではなく

ど田舎・貧困・低学歴・低収入・家庭内暴力

のフルコンボのようなところでした。

奨学金だったけどなんとか大学にはいけたのはラッキーでした。

それすらも妨害されましたけど。死ぬかと思った。

そんな人生を送るぐらいなら死んでやるぐらいの気持ちで20代を過ごしてきたのですが、今はなんとか穏やかな日々を過ごさせてもらっています。

まあ今でも崖っぷちにいることには変わりない(奨学金が残った)ので、もっと這い上がってやるっていう気持ちでいます。

実家にいるとき常々思っていたことが、与えられた人生を受け入れるってなんて楽なんだろうってことです。

周りの反対にあうこともないし、努力をしなくていいからです。

私も数え切れないぐらい自分の人生を諦めようとしました。

田舎にすみ続けて、女だから大学もいかず、親の介護要因で実家の近くに住んで、つまらない生活を続ける…

本当にこっちのほうが思考しなくていいから楽なんです。

その思考が浮かんでくるたびに泣いたし、死のうと思いました。

なんで小さいころから傷つけてきたり支えてくれなかった親の面倒みなきゃいけないんだって。生きてる意味ないじゃんって。

実際やってみてわかったのは世界を変えるということ、例えば親の力も借りず、遠くのところに住んでみたりするってめちゃくちゃ大変です(大変でした)。

でも暴言から解放されただけでも生きててよかったなって思えます。

 

だからこそトゥルーマンの最後の行動は応援してしまったし、そのあと舞台から姿を消すトゥルーマンに感動してしまいました。

特に最後海の上で意図的に嵐に巻き込まれるシーンは自分と重ねてしまいました。

家をでるとき色々言われたなあ…って。

ひとり暮らし大変だったなあって。

変わろうとするときって1番困難が降りかかるものです。

外の世界はしんどいことが多いのは事実です。

嫌なこともあるし、泣くこともたくさんあるし。

でも同じぐらい楽しいこともたくさんありました。

その途中で今の夫にであえたので、行動してよかったなと今は思います。

君は怖いから外へ出ていけないんだ

わかる~本当によくわかる~怖かったわ…

理解されないんですよね、こういうの。

他人に理解されなくてもそれも自分にとっては大きな意味があるんです。

もうどうしようもなくなったら自分の命は自分でケリをつけることもできるのですから。

正直これが1番のこの映画の明言だと思うのですが、どこもとりあげてないので書いてみました。

これが1番いいたいことなんだ、と勝手に考えています。

この映画での注意点

と散々自分の人生について語りましたが、継ぐべき事業だったり家系だったりする人はこの映画はみないほうがいいでしょう。

この映画をみて

「自分の一度きりの人生だから歩んでみたい!」

と感化されるお金持ちの人もいるのでしょうが、そういうお金持ちの人は憧れないほうがいいです。

私は特殊な環境だったから仕方なくこうしただけです。

普通の人だったらとっくの昔に諦めているよ、と夫からお墨付きの殺伐とした人生です。

親が悪い人だったらいいのですが、せっかくお金持ちならそれを最大限活かすべきです。

私も親がいい人だったら…こんな性格にならなかったのになあ…と思います。

 

 

という言葉がおそらくお金持ちの人にはかかるので、お金持ちの人はお金持ちの人で大変ですよね。

悩みが共感されないから。

いやまあ私からしたら羨ましいですけどね。

この映画、真に受けると青い鳥症候群っていうやつになりそうですね。

なぜか挿入される日本の家族

おそらく日本人ではないのでしょうが、映画の途中途中で日本人の家族がでてきます。

「バーバンクメリル、毎日みてください」

「バーバンクトルーマン、毎日、、、二十四時間」

と壁のポスターに拙い日本語が書かれています。

面白いですね。

世界各国で人気の番組らしいのでその雰囲気を出したかったのかな?

締め

色々語って長くなってしまいました。

何度もこのブログではいっていますが、いい映画という評判のある映画はやはり一定以上のクオイリティがありますね。

みてよかったです。

時間がたったらもう一回みたい映画です。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

我々の父親(2022)/「私は父さんの子どもじゃない…」不妊治療の不正を暴くドキュメンタリーがゾッとした【映画レビュー】

もし自分が父親の子ではなかったらどうしますか?

母親が不倫をしたわけではありません。

不妊治療した際に父親の精子ではなく、不妊治療をする医者の精子が勝手に使われていたとしたら…

まさかそんなのありえない!

だって医者なのだから。

そんなことをしてもいったいなんの意味が?

と多くの人がそう思うのでは。

ですがこれは最近発覚したアメリカで実際に起きた事件です。

現在は発覚しているだけでも94人の兄弟がおり、今でも兄弟が増え続けているそうです。

▶下の記事を読む前に先に映画をみたほうがいいです。

www.esquire.com

なぜ医者はこんなことをしたのか、自分は一体どうしたらいいのか。

父親には似ていない容姿、両親にはない遺伝病。

裁判を起こそうとするも医者を裁く法律がない。

その間にもどんどん兄弟は発覚する。

この映画はNetflix限定です。

以下ネタバレありの感想です。

 

 

 

法律の壁

今回の騒動のきっかけとなかったのは最近アメリカでポピュラーになりつつある遺伝子検査です。

▶こちらのドキュメンタリー映画でも遺伝子検査についてとりあげられていました。

tachikawa.hatenadiary.jp

そこから芋づる式にドナルド・クライン医師が経営する不妊治療クリニックで治療を受けたという共通点が明らかになっていきました。

無許可で医者が自分の精子を使っていた。

当事者の気持ちになるとなんてことを!と思うのですが、彼を裁く法律が当時のアメリカ・インディアナ州にはなく、彼は裁けないという納得のいかない結果。

現在ではインディアナ州には法律は制定されたそうですが、アメリカ全体にはそういった法律はないようです。

どんどん明らかになる1人の男性から生命が生まれることの問題点

私はこの映画をみるまでこんなことをする人の想像がつかなかったので、問題点についてあんまり考えたことがありませんでした。

この映画でとりあげていたのは、

  1. 遺伝病の発現
  2. 近親者同士の結婚がありうる(田舎のクリニックだったため)
  3. 子どもと両親のメンタル

です。

詳しくは映画をみていただきたいのですが、本当の父親だったら発現しなかっただろう遺伝病に苦しんでいるのが本当にしんどいです…

あと父親はもちろん母親の気持ちも…

ただ子どもが欲しかっただけなのに

ドキュメンタリーの途中ででてくるおじいさんおばあさんの反応が対称的なのが複雑な気持ちになりました。

「でも私は双子の子どもに会えたから…」というおばあさんに対して

「……」というおじいさんの反応が鈍かったのが印象的でした。

そりゃあ…そうでしょう…

おじいさんの心境が気になります。

しかもこの2人は元々ドナルド・クライン医師と知り合いだったようです。

よく…そんなことができますね…って言う感じです。

一般人にはどうしようもできない絶望

日本でも遅かれ早かれこういった問題は浮上してくるでしょう。

しかし一般人にはどうしようもできません。

医者を信頼して不妊治療をするしかないのです。

一般人というか医者しかこの精子の持ち主はわからないのですから。

ゾッとしますね。

他の国でも似たような案件が発生している

www.bbc.com

締め

この映画で1番怖いのは最後の言葉です。

もしかしたら日本でも同じことをしている人がいるかも…しれないですね。

なんだこれ超怖い。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

【Netflix】呪詛(2022)/ただ娘を守りたかっただけ…【映画レビュー】

私は面白くない映画に関しては感想はかかない主義なのですが、今回みたホラー映画『呪詛』はなぜか感想をかきたいと思いかきました。

私は笑いながら視聴できました。全然怖くないです。

ジャンプスケアが一か所あってそこは驚きました。

 

あらすじの前にこの映画の注意点としては

  1. そこそこの蓮コラがある
  2. 虫(ゲジゲジ・芋虫)がたくさん登場する
  3. かわいい女の子がちょっとかわいそうな目にあう
  4. 子持ちの親の人はメンタルにくるかも
  5. 主人公の自業自得
  6. 画面酔いするかも
  7. エンドは子どもにみせたら絶対怖がるのでやめておいたほうがいい

という感じです。

私は子持ちではないし、虫はまあ平気だし、蓮コラもまあ…って感じなのでみれました。

不快な気持ちになりましたけど。

モキュメンタリー風*1とはきいていたので、画面酔いもわかっててみたので大丈夫でした。

ただモキュメンタリーあるあるの話が急に飛んだりするのでストーリーの細かいところは想像におまかせって感じです。

ブレアウィッチがいける人はいけるかと思います。

ストーリーの過程はほぼブレアウィッチです。

エンディングはさすがに違いましたけど…

この映画のあらすじは

若いころのノリで友人と3人で怪談系youtuberをやっていたルオナン。

ある日山奥の謎の宗教施設がある村にやってきた。

そこで禁忌をおかしてしまう。

そしてその6年後、ルオナンの娘に呪いがふりかかる…

なんかもうオイオイ!って感じがしなくもないですね。

それにyoutuberってホラーで殺されるのにちょうどいい存在ですからね。

まあそんな感じで、大事なのは中身だ!!!

この映画はNetflix限定です。

以下ネタバレ感想です。

思ったより辛口感想になってしまったorz

映画関係者の人が読んでいたらと思うと申し訳ないので一言かいておくと、

これはただの感想です。人を攻撃する意図はないです。

それをいっちゃあおしまいよ!ということもかもしれませんが…

 

 

 

雰囲気はとてもよくストーリーの勢いはあったのでそのまま最後までみれた

話の展開やテンポがよく、なんだかんだで最後までみれたのがよかった。

似た映画のブレアウィッチは正直最後まで見るのが退屈だった。

しかしこの映画は

「どうなるんだろう?」

という興味はもちながら最後までみれたのでそこの裁量はとてもよかったと思う。

最後まで物語をみせるって結構たいへんだよね。

なんだかんだで感想をかいているが、最後までヒヤヒヤしつつもみれたのは映画としてはかなり出来がいいのではないかと思う。

なぜ勝手に村の因習を壊す?

私が超田舎の出身ということもあるのだが、外部からやってきた人がわざわざ村のしきたりを壊したりする描写が結構キツイ。

都会の人からしたら

「なんでそんなことを?」

「やらなきゃいいのに」

ということ思うことがあるかもしれない。

そんなの田舎の人だって思っている。

やらなくてすむならとっくの昔にやめてるわ!

やめられない、というのはそれなりに理由がある。

だが変化というのはそれなりに労力がいるのだ。

面倒だから現状維持を続けている。それだけだ。

なんて思いながらみていた。

なぜいうことをきかない?

主人公の理解できない行動は多々あるのだが、

主人公の娘が体調を崩し特に導士*2から

「このおまじないをしたら7日間は飲食と水は口にしてはいけない」

といわれているのになぜか病院にいって

「なにか食べさせないと治療はできない」

と医者にいわれる。そりゃそうだ。

案の定その後は…

どっちのいうことをきくかきいたほうがいい。

娘ちゃんがかわいそうだった…

その他雑感

笑ってみながら見る余裕

最初はこわごわだったのですが、途中から笑いながらみていました。

面白かったです。

そういうこと?

この映画は初めて?私がステマを実感した作品でした。

下のリンクのまとめ記事をみてみようと思ったのですが、視聴したあとだと違和感を感じる…

ネトフリで配信中の台湾ホラー映画『呪詛』が誇張表現ではなく「怖すぎる」らしい - Togetter

こういう感じなんですね、ステマって…いい経験でした。

おそらく先行で映画をみせるからつぶやいてね!って感じなんだろうけど。

PRならPRってかいてほしいな。

ホラーゲームにもなるとか

なんとこちらの映画はホラーゲームになる予定だそうです。

horrorgm.blog.jp

まあやってみるか…(見事にハマっている)

この映画もオススメ

▶返校

同じ台湾ホラー映画です。興味深くも悲しい映画。

tachikawa.hatenadiary.jp

▶ブレアウィッチ

古典的なホラー映画。もの好きな人へ。

tachikawa.hatenadiary.jp

締め

ホラー映画あんなに怖かったのに、いつのまにか笑ってみれるようになりましたね。

不思議だ…

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

*1:フィクションを、ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法

*2:台湾における霊媒師のこと

Netflixでハリーポッターシリーズ一気にみたら、やっぱりわかりやすかった。【映画レビュー】

私も多くの日本人と同じくハリーポッターが大好きです。

Netflixに入ったらなんとハリーポッターが全シリーズ入っているとのことで、毎日一時間ずつみてきたらあっというまに完走できました。

 

映画は駆け足すぎて原作の本を読んでいる身としては

「カットしまくっとる!!!!」

と思うことが多かったのですが、年をとると

「まあしょうがないよね」

「わかりやすい」

と感想が変化しました。

自分が年をとったんでしょうね。

 

改めてハリーポッターをみると子どもだったころはよく考えずにみていましたが、

「作者はこういいたいのかな?」

とか考えるようになりました。

例えば秘密の部屋でギルデロイ・ロックハートっていう嘘つきの先生がでてきますが、ここで初めて

「悪いことをするのはスリザリン寮の人たちだけではない」

という例がでてきます。

ハリーポッターシリーズは全体的にスリザリンの人たちが悪く描かれがちですが、そのほかの寮の人でも悪い人はいる…ということが子どもたちにいいたかったのかなと思います。

つまり寮だけで判断するなと。

その人が所属しているチーム=悪ではなく、その人の人間性をみろと。

ちなみにロックハート先生はレイブンクローだそうです。

聖マンゴ魔法疾患傷害病院でハリーと再会するシーンがぜひみたかったですが…しょうかないですね。

 

あと『どんなにすごい人でも過去に傷を持っている、完璧な人なんていない』というところがいいですね。

ハリーの父親は実はいじめっ子で、自分の尊敬するような父親ではなかった…

ダンブルドアは自分の力に溺れて妹と両親に対して後悔の念があった…

スネイプは大好きだった子に素直になれずにずっと後悔していた…

その理由一つ一つが人間臭くて現実にもありそうでとてもいい。

 

1巻や2巻の伏線が最後になって回収されたりするのが見事すぎて本当に読んでいてワクワクします。

よく伏線覚えていられるよなあ…最初の設定とかがしっかりしてるからなんだろうけど。

 

ちなみに原作だと1番好きな話は「アズカバンの囚人」です。

ハリーが1番学生らしい一年をすごせるからです。

映画的に面白いのは「半純血のプリンス」です。

展開がおもしろい。よくまとまってる。ハリーの父親の本性がわかるのもいい。

映像的に好きなのは「吟遊詩人ビードルの物語」が好きです。

何度もみちゃう。死とは怖いもの…でも本当に?みたいなところがいい。

 

見るたびに発見があるので原作も大好きなのですが、大人になると映画のほうがいい…なんて思ってしまうのでした。

 

 

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

【Netflix】時光代理人 -LINK CLICK-/写真の中に入って過去に戻り依頼を遂行しろ【アニメレビュー】

「この曲いいな」

とSpotifyのオススメに表示されたのが、今回Netflixでみた中国のアニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』というアニメのOPでした。

※実はアマプラでも視聴できたようなのですが、配信は2023/03/26までのようです。タイムリー!※

それがきっかけでみるなんてなんとも数奇な出会いではありますが、とても面白かったです。

あらすじは

トキとヒカルは『時光写真館』を経営する20代の青年。

2人はトキの幼なじみリンから”仕事”をもらっていた。

その”仕事”とは依頼人の写真から過去に戻り、様々な後悔や依頼をこなしていくものだった。

『絶対に過去の改変をしてはならない』というルールのもと、2人は依頼をすすめていくが…

という感じ。

正直みたほうがわかりやすいです。

ジャンルはSFミステリーです。

最終話の今までの話の回収と音楽と作画が相まって泣きそうになりました。

だから最後の最後のアレはおいていかれた感がヤバかったです。

2023年2期放送開始らしいので楽しみ。

 

一見するとボーイズラブっぽいので敬遠する人もいるだろうな、という私見もあります。

※ボーイズラブというジャンルがダメという訳ではなく、「好みではないからみない」という人が一定数いる。例えば私の夫。時光代理人は面白かったとのこと。勧められたからみたが、自分1人だったらみなかったとのこと。

 

中国アニメがすごい、と昨今話題ですが、今回このアニメをみて「確かに!」と思いました。

作画がとても綺麗でしたし、話もとっても面白かったです。

中国のアニメが席巻するのではないかと日本アニメを危惧する声もあるようですが(私もそう思っていました)、おそらくそれはないのではないかなと今は思っています。

私がみた記事がみつからないのでソースはだせないのですが、表現の自由といえば察する人は察すると思うのでそういうことです。

中国のアニメは中国のアニメでいいところはあるし、日本は日本でよいと思う。

まあそれはさておき日本アニメの待遇は超改善しなくてはいけないのは事実ですけどね。

どうにかならないのかなあれ…もったいない…

 

今回面白いな~と思ったポイントはたくさんあるのですが、日本のアニメをみる外国人の気持ちがちょっとわかったところです。

こんな感じなんですね。ちょっと新しかったです。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

ルポ 誰が国語力を殺すのか 著:石井光太(2022)/ 最近読んだ本のなかで1番面白かった【読書レビュー】

私自身優秀ではないので、こういったブログなどの文章を書くのにとても苦労しています。

だから定期的に文章力や国語力、読解力についての本を読むようにしています。

今回は「ルポ 誰が国語力を殺すのか」という本が面白そうだったので読んでみました。

だいたいこの手の本はツッコミどころが多かったりします。

「え?それって著者の感想じゃないの?」

「そもそも貧困が関係しているんじゃないの?」

とか思うこともまあたくさんあります。

なんというかこういう教育に関する本を書かれている方って高学歴・高収入家庭の出身なことが多いせいなのか、「いやいやそうじゃないだろ」ってツッコミをいれることも多々あるんですよね。

そういった場合大抵統計を用いたデータとかを使っていない。

著者の考えにそった意見しか使わないことが多いのです。

 

今回もそんな感じなのかな~なんて思いながら読んでいたのですが、この本は違いました。

インタビューするなかできちんと反対意見があったことを紹介しているし、

解説する前に「今回の目的はこうなので、それ以外にも原因はあるかもしれないが今回はこれだけにしぼって考えてほしい」と前置きがある(つまり著者がこのインタビューでわからないこともあると把握している)。

何よりも統計を多用していた。

読んでいてツッコミをいれるスキがない本でした。

読み終わったら本の内容はともかく「こういった本もあるのか!」と感動してしまいました。

何より文章がスッキリしていた面白かったです。

だから本を読むのはやめられないなって思いました。

脱線してしまいましたが、以下感想です。

 

 

 

子どもの国語力の低下の様々な要因

昔からいろんなところで「日本の子どもの国語力が低下している!」といわれてきましたよね。

でも当の子どもがそれを実感できるかといわれるとできません。

だってその国語力が当たり前ですから。

社会にでてようやく「あれ?」って思うことが増える。

私もその1人です。

だからこそこうやってブログをやったりしているわけなのですが。

特に最近の子どもは国語力(読解力)が低下しているらしいです。

どうして「らしい」かというと、これは統計データでみれるものではないからです。

そもそも国語力とはなんぞや…という話なのです。

おそらくだいたいの人が会社に入ってから苦労しないレベルの会話力や、資料などを読み解く力、伝える力のことを指すのだと思いますが…

この本での国語力の定義についてはP22で触れているので読みたい方は読んでみてください。

ともかく子どもの国語力が低下している声は学校教育の先生から聞こえてくるようです。

その原因の1つとしてスマホ育児と呼ばれているものがある。

ただしスマホ育児=悪なのではなく、別の要因があるのだそうです。

これはP37のあたりで解説されているので気になる方は読んでみてください。

私はこれについては意外でしたが、たしかに因果関係はありそうだなと思いました。

そもそも国語力は落ちてないよ?

この本のなかでとても興味深いと思った部分だったのですが、著者がインタビューしたなかには「そもそも子どもの国語力は落ちてない」と回答した方もいたようです。

私が言えるのは、今と昔を比べた時。社会から求められることが明らかに増えているということです。

P94

それは私も考えていました。

今ってめちゃくちゃいろんな力が求められてますよね。

疲れませんかね…

まあある意味この国が平和ということでいいことではあるのかもしれません。

優秀な大学の学生でも読書感想文がかけない

これは現場の声として紹介されていたのですが、

うちの学校は毎年、有名大学へ生徒を送り込んでいますが、将来のことを考えるとすごく心配です。

英検一級を取っている子が、日本語では800文字の読書感想文さえかけないとか、本を一冊も読み切ったことがないとかいう状態なんです。

P101

とのこと。

読書感想文がかけなくても生きてはいけると思いますが、感想がいえなかったら人とのコミュニケーションはとれるのか興味はありますね。

高学歴の方でも満足に国語力がないなら、私は胸をはってもいいのかもしれないとポジティブになれました。よかったです。

この本もよかったです

tachikawa.hatenadiary.jp

締め

やはりルポ本は面白いな~この方の他の本も読んでみたいと思いました。

読んでよかったです。

私もこんなかっこいい文章書いてみたい…

面白そう!と思った方はぜひこの本を読んでみてください。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

観察者(2021)/ 見えるから見てしまう?エンドがどんでん返しのどんでん返し!とても面白かったけど注意事項あり。【映画考察レビュー】

アマゾンオリジナルでこんなに面白い映画があるんだなと思いました。

とりあえずネタバレしたら面白くない映画なので、興味のある人はぜひみてください。

あらすじは

若いカップル・ピッパとトーマスは新しい部屋で新しい生活に心踊らせていた。

しかしその部屋から向かいのマンションに住んでいる人の生活が丸見えだった。

どんどん向かいの人の生活に興味を持ち、一線を超えてしまう。

という感じ。

※この映画は最初から最後までめちゃくちゃ性的なシーンがあります。絶対気まずくなるので家族とみるときは要注意です※

観察者

観察者

  • シドニー・スウィーニー
Amazon

 

 

 

考察1:トーマスがセックスレスになったのも向かいの夫婦がやったこと

見直していて気づいたんですけど、この映画が始まってからトーマスが寝ているシーンが多いのです。

「仕事で疲れてるからか、単純にピッパのことを性的な目でみれなくなったのかな」

と思っていたのですが、よくみるとトーマスは冷蔵庫の飲み物を飲んでいたんですよね…

向かいの夫婦が家主なら鍵は絶対もってるし、こっそり忍び込んで眠くなる薬をいれてたんですよね…

かなり前から仕組まれていたのでしょうね。手慣れてる。

これに気づくとピッパがさすがにかわいそうになりました。

考察2:あの夫婦絶対前から同じことをやってただろ!

あの部屋、というかあのマンションはあのカメラマン夫婦の持ち物のようなのでやたら人の出入りが激しかったでしょうね。

ピッパとトーマスの前の持ち主も同じようなめにあったんでしょうね。

不動産屋は不思議に思わないのかな。

「この部屋を借りた人たち絶対不仲になってでていくのよね~」

ってちょっとは思ってるだろ。

あのカメラマン夫婦の部屋の機材の様子からみるとめちゃくちゃ悪質で手が凝ってますよね。

たしかに賃貸契約書には書いてあったかもしれないけど。

感想:人が殺すまでやるのはどうなのか…

正直

「ミイラ取りがミイラになる」

「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

的な展開は割と最初から察していました。

たぶんあっちの夫婦も絶対わかってやってるだろ!みたいな。

あそこまで人の生活に執着していくピッパは絶対何かのしっぺ返しをくらうだろうなと。

それをこわごわみてる私もピッパと同じですよね。まあ映画をみているのでそれはいいか。

それにしてはかわいそうだなと思いました。

相手は相殺どころかさらにその上をいくことをしているとは…

見終わったあとはしばらく混乱しました(笑)

 

まさかああいう展開になるとは予想できませんでした。

ピッパが人を殺さなくてよかったです。

おそらくあの夫婦も痛いところがあるので、警察に訴えられないんだろうなと。

もう目は治らないんでしょうし。

さすがにトーマスまで殺すのはやりすぎです。

お互いに痛み分けということでいいエンドでした。

締め

人の生活なんてむやみに覗くものではない…

まさにスリラー映画でした。

この映画で「なんとなくアマゾンオリジナルの映画は面白くないかも…」なんて思っていた価値観が払拭されました。

もっと色々みてみたいですね。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

Mr.ノーバディ(2021)/金曜日の夜にオススメ!「毎日同じ日々…」単調な毎日を送っている男の正体は…【映画レビュー】

「なんとなく評価高いからみてみるか~」という感じで見始めたのですが、かなり面白かったです。

あらすじは

どこでもいる男ハッチ・マンセルは毎日同じ日々を送っていた。

家族から距離をおかれ、会社では影を薄く、淡々と生きていた。

しかし家に強盗が入り娘の大事な「猫のブレスレッド」がなくなったことに激高しすべてが変わっていく…

という感じです。

最初は家庭内で立場の弱いお父さんの話か?と思っていたのですが、主人公がどこか不気味。

感情がない人が感情のあるお父さんを演じているっていう感じで思わず続きが気になってしまう展開。

「この父親ただものじゃないな…」

と映画をたくさんみた人なら思うはず。

ときおりジョークを誘う音楽を挟みながらどんどん話は進んでいくっていう感じです。

クリストファー・ロイドのおじいちゃんが最高に面白い。

アクションものなので深く考えずにみれるのがポイント。

エロシーンはないのですが、ちょっとグロシーンがあるかと思います。

子どもがいる方は注意。

以下ネタバレ感想注意です。

 

 

 

作中では明言されていなかったが、主人公はいわゆるサイコパスの特徴がでてる。

作中でかつての自分と決別したはずなのに、やっぱりどうしても殺人というか暴力的な性格が抑えられない主人公。

相手に対して共感性が低いというのがサイコパスの特徴の1つなのですが、本人が自覚していないのがまたリアルだなと思いました。

共感性が低いため、

「殴ったら相手は痛いかな?」

とかが考えられないために、暴力的になれてしまう。

家族からどんな目でみられても共感性が低いためなんとも思っていない。

冒頭の退屈な毎日、みたいな描写は主人公当人からしたら退屈でもなんでもなく

「普通の人だったらこんな感じだよな」

という感じで演じているだけ。

おそらく冒頭の鬱屈とした毎日の表現は

「あ~人を殴りたいな~でも平和に暮らしたいしな~」

みたいな心境なんでしょうね。

家族から距離おかれてどうしよう、俺!っていう感じじゃないっていうのが最後までみてるとわかるのが面白かったです。

最後は家族の理解が垣間見られたので一応ハッピーエンドでホッとしました。

その他感想

私は主人公はFBIの掃除屋さんみたいな存在なんだなと私は勝手に解釈しました。

そこのぼかし方もまたいいですね!はっきり明言しないけど、どういう存在かはわかる表現なのがいい。

あとクリストファー・ロイドがめちゃくちゃ年をとっていたのが衝撃でした。

2020年にNCISっていうアメリカのドラマでみたのが最後だったのですが、まだ現役だったのが嬉しい。

長生きしてね。

締め

結構前からアマプラでよくみていた映画だったので2021年の映画ということにびっくり。

スルーしないで今回みれてよかったです。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

ブレードランナー(1982)/私には難しかったけど当時の時代背景を考えると評価も納得 【映画レビュー】

みようみようと思っていた名作は定期的にみるようにしています。

今回はアマプラにあった『ブレードランナー』という映画をようやくみました。

原作は以前読んだことがあります。

このタイトルの翻訳かっこいいですよね…

それとは全く違う映画だとはきいていたのですが本当に違いましたね。

ひとことで感想をいうなら

「難しすぎる」

ということでしょうか。

独自用語が多いのと画面が暗いのでみづらいこともあり、途中で飽きてしまいました。

なんとか最後までみていろんな人の感想をみると「そうだったのか…」となる始末。

でもこの映画がでたのが1980年代だと考えるととてもすごい世界観でした。

そういう意味では見る価値はあるなあと思います。

この映画がサイバーパンクの世界に大きな影響を与えたんだろうなっていうことはわかりました。

洋画あるあるの東アジアいっしょくたになっているところも面白かったです。

深いことは語れないので鑑賞したよ~っていう感じで締めたいと思います。

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。

 

 

 

【日記】飲食店での会話はNPCでありたいと思った

f:id:tachikawa_12:20230220220712j:image

ある日スタバに来たらめちゃくちゃ混んでいた。

でも座席は空いていた。

なのに列ができるぐらいには混んでいた。

びっくりした。

それはさておき列に並んでいると原因が見えてきた。

店員さんが2人しかいないのである。

「これはしょうがない」

と思わず孤独のグルメのような呟きが頭によぎった。

しばらく待っていると次のシフトの人がきたのか、店員さんが2人から3人になっていた。

おや?と思っていると3人が4人になった。

一気に前に進み始めた。

私の番になって注文が終わると

「桜のメニューを飲みにこられたんですか?」

とのこと。

主観だが、店員さんの顔に疲労が滲んでいるようにみえた。

さっきまで忙殺だったのだから当然だろう。

私はアホだったので、

「いやー全然知らなくて!いつからやってるんですか?」

と会話を広げてしまった。

店員さんも疲れているのに!

しまったと思った。

店員さんもあわてて

「15日からなんです!」

と答えてくれた。

気を使わせて申し訳ない。

サラッと「そうなんです」といえばよかった。

気にしいだなあと思うけど、気になるもんは気になるもんだ。

久しぶりにスタバにきて久しぶりにおいしもの飲めたのでホッとしました。

そんななんでもない日記でした。

これを書いた人

 

f:id:tachikawa_12:20210419223147p:plain

当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。