運動が続かないと悩む前に知りたい:『スタンフォード式人生を変える運動の科学』【書籍レビュー】
先日、ついにリングフィットを導入しました。それにあたって
- 運動をするメリット
- 私はなんのために運動をするのか
これをはっきりする必要があると思い、『スタンフォード式人生を変える運動の科学』を読みました。
というのも、ぼんやりしてやる腹筋100回よりもしっかりと目的をもった腹筋10回のほうが効果があると考えているからです。
あと私はかなりの飽き性なので、自分がどういうことがしたくて運動を始めたか最初にはっきりしておかないと3日坊主になるからです。
いろいろ考えてみたのですが私が運動をする理由は
『何度も過去にあった嫌なことを思い出すのをやめたい』
というのが1番の動機です。
私はいわゆる反芻思考*1に悩まされています。
また冬になったから、というのもかなり大きいです。私の住んでいるところは雪国と呼ばれるところなので冬はほとんど晴れません。なのでうつ症状がかなりひどくなりやすいのです。
様々な本を読みましたが、反芻思考を解消するには運動が1番効果があるようです。しかも体力もつくし、いいことずくめです。
だがしかーし!!!
私は超飽き性なんです。運動自体も嫌いです。
たしかにリングフィットは有能ですが、そのうち飽きてくるのが目に見えています。それが脳の仕組みですからね。
そこを乗り越えるためにも最初にいった
- 運動をするメリット
- 私はなんのために運動をするのか
この2つをはっきりさせるのはとても大事なんです。
でもいろんな本を読むなんてぶっちゃけ面倒ですよね。
今回紹介する『スタンフォード式人生を変える運動の科学』を読めばだいたい書いてあります。気になったら他にも紹介する本をよんでみてください。
運動で不安になる気持ちを解消にはどうしたらいいか
適切な運動時間は20分
不安になる気持ちをふりきるのに必要な運動時間は最低でも『20分』必要だということがわかっています。(P36)
しかもややきつめの運動をすることが重要です。
だから私はリングフィットでは毎日『20分』運動するのを目標にしました。20分って短いかもしれませんが、今のところ筋肉痛がバリバリあります。運動に慣れていない人間からしたら意外に長く感じるので十分な時間だと思います。
運動を続けようとする力が物事の継続する力に繋がる
これもまた意外かもしれませんが、運動を続けることがその人の継続する力につながっていくらしいです。
多くの人は、諦めずにがんばる経験をすることで、つらい瞬間にも意味を見出し、やりがいを感じる。あまり注目されてはいないが、それこそが持久力がもたらす高揚感にともなう、もっとも持続的な副次効果であり、「自分はつらいときも諦めずにがんばれる人間だ」ということを思えるようになる。
(P42)
さすがに運動をはじめてすぐに『粘り強い人間になった!』と思うことはありませんが、体力がつくと物事にとりかかりやすくなるのかもしれないですよね。
一応自分としてはそう感じる経験はあります。
なぜならリングフィットをやる前は半年ぐらいラジオ体操やスクワット・1年ぐらい前から散歩をしていたので、やらなかったときよりはあきらめづらくなったと自己評価で感じています。
まあそれも微々たるものですから、もっと負荷のかかる運動をして自分をもっと諦めない自分にしたかったんです。
この本で個人的に私が納得いかなかったところ
”人間は集団のなかで運動するとよりハッピーになれる”らしい
この本の真ん中ぐらいでくりかえし”人間は集団に属していると幸せになれる”と記されている。
単純に私が集団でやる運動が苦手なので、そういう運動ができないことを残念に思います。
人それぞれではありますが、ただ非常にもったいない気がします。
今は難しいかもしれませんが、集団でやるスポーツが苦痛ではない人はリングフィットよりそちらのほうが効果的でしょうね。
運動のやりすぎには注意
運動のやりすぎは注意したほうがいいです。
特に散歩はお手軽なので多くの人がやりがちなのですが、ただ1万歩歩けばいいというものではありません。
散歩をやりたいと思ったら下の本を参考にしてみてください。ただこの本は引退したお年寄り向けなので参考程度にしてください。
この本もレビューしています。記事はこちら▼▼
本屋で立ち読みするならこのページ
- P215
今回の記事では紹介しなかったがネガティブ思考の人だったらこのページのあたりを読んでみてほしい。
とにかく運動が続かない、ならこの本もオススメ
運動が続かないと悩むなら運動する目的をはっきりさせるのは重要です。しかし運動が続かないのは単純に習慣化していないのも大きな原因です。
今回の紹介した本だけでなく、習慣化するには脳の仕組みを把握するのも大事です。
私は下の本もオススメです。なぜ脳が飽きるのかをわかりやすく漫画で解説しています。上の『小さな習慣』と合わせて読んでみてください。
締め
今回の本を読んでまた運動のやる気ができました。いずれ脳は慣れて飽きてしまいますが、そこを乗り越えて運動を習慣にするためにもこの本の情報はとても有益でした。
ただ体中がすでにビキビキです…
追記
もみじを見に山にいってきました。当然もう全部落ちてて人もほとんどいませんでした。毎年見逃しちゃってるんだよなあ…
*1:過去にあったことを何度も何度も思い出して悩むこと