ただ歩数を稼げはいいってもんじゃない!ウォーキング目安を知りたい方におすすめの1冊。

私はもともとネガティブっぽくて思い込みが激しい性格なのですが、 さすがにこういった性質にふりまわされるのが嫌で適度に運動をしはじめました。

散歩をするとうつ病が改善される、と色んな本に書いてあったので買い物がてらの軽い散歩から始めて3ヶ月以上経ちます。

ただ最近以下のような質問がわいてきました。

  1. 暑い夏でも他の季節と同じぐらい運動するべき?
  2. いったい何歩歩くのがベストなの?
  3. 雨の日でも散歩するべきだけど、できればしたくない

こういった疑問に答えてくれる本を探していたのですが、やっとみつけました。

やってはいけないウォーキング (SB新書)

やってはいけないウォーキング (SB新書)

  • 作者:青栁 幸利
  • 発売日: 2016/01/07
  • メディア: 新書
 

この本はこんな人にオススメ

  • ただあいまいに『1日1万歩』歩けばいいでしょ、と思ってる人
  • エビデンスつきの効果的なウォーキング方法が知りたい人
  • 私のように「とにかく健康のために運動はしたいけど、きつい運動はしたくない」という方

つまり私のようなズボラ人間にはピッタリ。文章の文字も大きめなので読みやすいのも好感度高いです。

運動をむやみやたらにしても意味がない

この本の著者が冒頭でぶつけてくるのが、

運動をむやみやたらにしても意味がなくむしろ病気になってしまう可能性がある

という事実です。

長くなるのでここでは紹介しませんが、本のなかでは色々な人の実例がでてきますので読んでみてください。

ここで正直運動嫌いのわたしはそっとほくそえんでしまいましたが。

ええ、素直にいうなら私は運動はできるならしたくありません。健康やメンタルのために仕方なくやってる人間なので、こういった話は嬉しいと感じてしまう性格です。

何事もやりすぎはよくない、という話なのですがもっと身近な具体例として、

1日1万歩はやりすぎである

ということをあげてくれたので、私は心のなかでガッツポーズを決めてしまいました。

1日1万歩ってよくきく言葉ですし、かなり歩いたなと体で疲れを感じるのが1万歩なので「やりすぎ」といわれるとヤッタネと思ってしまいますね。

もちろん適正な歩数は年齢や体力によって変わることは本でも述べられています。

スポーツをする体力と病気を予防する体力は全く違うもの

いわれて気づくのですが、スポーツをする体力と病気を予防する体力は全く違うものです。

これにもエビデンスつきで解説がされているのですが、ざっくりまとめるとこんな感じ。これは書かないとダメだと思った。

オーストラリアの免疫研究科の第一人者が、自国の競泳オリンピック選手を対象に調査を行ったところ、彼らの筋力、持久力、心肺機能、ヘモグロビンの数などは非常に素晴らしい結果なのにたいし、風邪などの病気にかかりやすい体であった。理由は、免疫力の低下。

ということがわかっています。

歩けば歩くほど健康になるのは大間違いだということがなんとなくわかってきますよね。

『体力をつけなければ健康になれないというのは嘘』。何事も目的に応じた適正な量というものがあるんですね。

じゃあ適切な歩数とはいったいなんなのか。

これまでの歩数論は忘れろ!

昨日は1万歩歩いて、今日は2000歩しか歩かない←これがダメ

まあやってしまう人も多いと思うのですが、昨日と今日で運動量が違うというパターン。私もそうです。やった!1万歩クリアしたぞ~と思いつつ、疲れて立てない。なんてことありますよね。

それがよくないとのことです。

つまり疲れて立てないレベルの運動は今の自分にはやりすぎな運動量だということを自覚する必要があるのです。

人間はそれ以外でも運動をしています。1日トータルで運動量を意識するべきだとくりかえしこの本では訴えています。

ほどほどの運動こそがあなたの健康に対する万能薬なのです

本のなかで『1万歩は意味がない』といいきっておられますので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

くりかえしますが私のように「とにかく健康のために運動はしたいけど、きつい運動はしたくない」という方にオススメです。

達成したい目的によって歩数は変わる

この本で1番の肝の部分です。40Pです。

私はうつ病のようなネガティブな気持ちをうちやぶるために散歩をしているので、その目標が達成できる歩数のみを紹介させていただきます。

うつ病防止には4000歩を5分で歩く!

といいみたい。

(※著者の出身である群馬県の中之条町の5000人を対象に15年に渡って調査した結果だそうです。)

でも4000歩を5分ってめっちゃ速くないか…と私は思います(笑)

私は参考にさせていただきます。

季節によって運動量は変えるべし

この記事の冒頭でもあげましたが、この本によると

  • 季節ごとに運動量は変えてOK

 とのことです。

春夏秋冬ごとに運動の目安を紹介していましたので、気になったら買って読んでみてください。

ちなみに私は別途メモしました。

立ち読みするならこのページだけでも読め!

  • 40P
  • 92P

全体的に本の内容がおもしろいので迷いましたが…

いいと思ったら買ってください。

この本を読む前の注意事項

読者の対象年齢が高め

一応注意なのですが、この本の想定読者層は『定年をむかえた中年層』です。

年齢によって運動量は変わります。

わたしは今アラサーなので参考程度に読み始めたのですが、年齢も特に関係ないかなと思えてしまう内容でした。 

将来のためになりますが、そこだけ注意。 

あわせて読みたい本

この記事で紹介した本だけでなく、下の本も読むともっと運動についてやろうと意欲がわくかもしれません。

何度もいっていますが運動のやりすぎはNGですよ。

追記

梅雨に入りましたが、最近体調崩し気味です。季節の変わり目はしんどいですね。

今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。