「ソフトカフェイン断ちってなんだ?」
と思った人もいるかもしれない。
『カフェインを完全に絶つのではなく、一日に接種するカフェインを決めてそれ以上は飲まない』というものである。
調べてはいないのではあるが、私が勝手に作った造語である。
もしほかに名付けている人がいたら申し訳ない。
元ネタはこちら。
▶食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度について(厚生労働省HP)
ポジティブリスト制度についてわかりやすく解説すると、
すべて禁止にすると、その法をかいくぐって新たな方法をあみだしてしまう。
だから『これならよい』という方法をあえて作ってそれ意外は認めない。
という制度である。
つまり全面禁止にしてもうまくいかないので、『ここまではOK』のラインを用意しておくということだ。
話を戻す。
私も様々な体調不良に苦しめられてきたことは何度もこのブログで書いている。
その体調不良の原因の1つとなっていたのが、カフェインの過剰摂取である。
このブログを始めた2018年頃、私は一日5杯以上コーヒーや紅茶を飲んでいた。
そのときのいいわけとしては
「コーヒーがとにかく好きなんだ」
「口寂しい」
とかそんなことを思っていた。
だが、体のほうはだいぶ前から不調を訴えていた。
結論からいうと現在は一日コーヒー1杯前後で済むところまできた。
すこぶる体の調子がいい。
ただ後述するがこの体の調子の良さは単純にカフェイン断ちだけが原因だけではない。
ちなみにかなりディスってしまったが、カフェインのメリットは、
- 覚醒作用
- 抗酸化作用
- 脂肪の燃焼
などなど…かなりのメリットがある。
またこんな研究結果もある。
国立国際医療研究センター(当時)の野田光彦氏らが2009年に発表した、40~69歳の日本人約5万6,000人を対象とした「JPHC研究」では、コーヒーを飲む回数が「1日3~4杯」の人は、「ほとんど飲まない」人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが、男性で17%、女性で38%低下することが分かった。
引用元はこちら。
▶「コーヒーは健康に良い」は本当か 何杯までなら飲んで良いのか? | ニュース | 保健指導リソースガイド
だがデメリットも当然ある。
カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
つまりとりすぎはよくない、ということである。
私も胃腸の不調があった。
この記事ではそのぐらいカフェイン中毒だった私がどのようにソフトカフェイン断ちをしていったかについてまとめてみた。
ソフトカフェイン断ちをやろうと思ったきっかけ
上で紹介したが、私がソフトカフェイン断ちをそもそもやろうと思ったきっかけは、
体調不良でブログを1記事も満足に書き終えられない
ということがあった。
このブログの初期は本当に体調不良が続いていて、書いている途中で気持ち悪くなって横になっていることがしょっちゅうだった。
肩こりもめちゃくちゃにひどかった。
肩こりの原因の1つに貧血がある。その貧血を起こしているのがカフェインだった。
なぜならカフェインは鉄分の吸収を阻害する効果があり、私は自分で自分を貧血にさせていたのであった。
それもあとになって知った。
もちろん私に文才がなくブログに慣れていなかったということも大きな原因ではあると思うが、それにしてもひどかったのである。
つまり集中する体力や気力がないということでもある。
このままではいけない…と思い、様々な本を読みまくるなかで『カフェインが原因なのではないか』という考えにようやく向きあうことができた。
ネット記事でもカフェインのとりすぎはよくないということはみかけていたのだが、正直みないフリをしていた。
「一日3~5杯飲まない日もあるし大丈夫」
「カフェインはメリットもある」
と適当に理由をつけていた。
今、冷静に考えると私はかなりの痩せ型である。
大学の研究で行われる実験は標準体型の人が選ばれやすい。
つまり私は他の人より体が小さいのだから、いくら飲んでもいいコーヒーの量が一日3~5杯だったとしても、それは標準体型の人の話であって私にはあてはまらないということだ。
もうごまかせないレベルでの体調不良に私はついに向き合うことにした。
どうやってやったか
でもそれでもコーヒーが大好きだったので、いきなりコーヒー無しの生活は考えられない。
ということで私は様々な本を参考にして以下の対策をとってみた。
- コーヒーをのみたいと思ったらカフェンレスコーヒーを飲む
- 喉が乾いたらルイボスティーを飲む
- カフェイン入りのコーヒーは一日一杯まで
- 朝のコーヒーはやめて玄米茶に切り替え
- コーヒーは基本的にミルクを入れて飲む
- 夜はハーブティーやカフェインレスティーを飲むように切り替え
ざっくりいうとこんな感じ。
ここに至るまでいろんな方法を試したが、これらが最終的に残った。
さらっとブログ記事にしているがここに来るまで数年はかかった。
「カフェインレスコーヒーも微量なカフェインが入っているのでは?」
確かにそうだが、私にとっては入ってもいないも同然なのでカウントしないことにした。
あと玄米茶もカフェインが入っているが、コーヒーに比べてはるかに少ない上に朝飲んでいるのでノーカウントにしている。
私より重度のカフェイン中毒の人はやったほうがいいかもしれないが…一気にカフェインを断つとしんどくないのかなあ…
離脱症状はなかったの?
あった。
なんかイライラするし、結局体調不良になるし。
でも今ふりかえると完全に離脱症状だった…
「コーヒーを飲んでも飲まなくても変わらないのでは…」
という考えが横切らないわけではなかったが、さんざんいろんな本を読んでいたのでなんとかこらえることができた。
あと完全にカフェイン断ちをしたわけではない、というのが大きかったように思う。
人によっては頭痛がヤバいそうなので、それはなかったのは幸せだったかもしれない。
結果こうなった
現在はかなり睡眠の質はよくなったし、肩こりもほぼなくなった。
たまに飲むミルクなしのコーヒーがめちゃくちゃおいしく感じる。
それでもコーヒーを飲むと吐き気などを感じることがあるので、一日5杯以上飲んでいたあのときはそりゃー体調悪くなるわ…って思う。
もちろんカフェイン断ちだけでこうなったわけではない
他の記事でもいっているのだが、肩こりは鉄分不足だけで起きるわけではなく、そもそも肩周りの筋肉が硬直することによって、血流不足がおきて肩こりが起きる。
つまり運動不足も大きな原因の1つだった。
そこでリングフィットをはじめてただひたすら半年以上肩周りの筋肉や、腹筋を鍛えたところ、肩こりが消えた。
詳しくはこちらの記事で。
あと食事も改善して鉄分を意識的に接種するメニューを増やした。
バナナは週に数回は必ず食べており、キクラゲなども定期的に料理にしている。
コーヒーを飲んだあとは鉄分のものをとらないように心がけている。
さらに鉄分をとったときは鉄分の吸収率をあげてくれるビタミンCを摂るようにしている。
あとこれも書くと長くなるのでサラッと書くが、血糖値もかなり気にしている。
おすすめの書籍・ブログ
いろんな本を読んだ、と何回もいったが一番参考になったのは何回もこのブログで紹介している本である。
何回も登場させて申し訳ない。
こちらの本もおすすめ。
カフェインの話は睡眠の本より体調不良系の本のほうが詳しく解説していることが多いなあという印象。
その他
どうしてもカフェインが断てないというときは、カフェインレスのものに変えるか別の嗜好品に切り替えてみるのをおすすめする。
上でも書いたとおり玄米茶はコーヒーと同じくカフェインが含まれているのだが、コーヒーに比べてかなりの微量である。それだけでなく口内の消毒をしてくれるカテキンやわずかだがビタミンも含まれている。
コーヒーを再び美味しく感じることができるようになったのが思わぬ収穫だった。
カフェイン断ちをしたいと考えている人の参考になったら嬉しい。
あとYoutuberセイキンの動画も面白かった。
みて思ったがいきなりここまでする必要はないと思う。
問題は続けられるかどうか、なのでこんなに一気にカフェインを摂るのを減らしたら離脱症状がヤバい。
それで結局またカフェイン中毒に戻ってもしょうがないのだから。
離脱症状のくだりあるあるなんだなあ…と笑いながらみた。
締め
ちょっとずつ書いてきたら書き終えるのにめちゃくちゃ時間がかかってしまった…
ただカフェインは敵ではなく、ちゃんと量さえ間違えなければ大丈夫ということです。
ゆるくカフェイン断ちをしよう!
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。