先日、待ち合わせの時間つぶしに図書館にいった。
通りがかったロビーで近所の高校生が昨今日本で起きている問題についてグループごとに方眼紙でまとめて発表していた。
様々なテーマをとりあげていてとても興味深く読ませてもらった。
学生とはいえ様々なことに対して関心があり、
「高校生なのにそんなことまで知ってるのか」
という驚きの内容もあった。
またとあるグループは最近は『若者のLINE離れ』ということが話題になっているが、この高校生たちの場合はそうではないこと(つまり主流のSNSがLINEであること)がまとめられていた。
やはりテレビや雑誌・ネットアンケートの情報はあてにはならないなあ…
グループでまとめられた方眼紙をみるうちに自分の学生時代のことを思い出した。
私はとにかくこういう『総合学習』のような時間が嫌いだった。
答えがない授業は自分の興味のない分野をテーマにしなきゃいけないし、班で一緒になった子との微妙な人間関係、テーマには口を出すのに調べないクラスメイト、色塗りだけ率先してやる子…
思い出すだけでため息がでた。
私と同じような思いをしてこの作業を終わらせた子もいるかもしれないなあ…と思った。
そのときたまたま借りたのが『13歳からのファシリテーション』という本だった。
ぶっちゃけていうと本を間違えて借りてしまったのだが。
ファシリテーションとは
たとえば
- クラスの話し合いやグループワークをいい感じにまとめられる
- 発言するのが苦手な人も、スムーズに意見を言える
- 上手に司会ができる
- クラスやグループのチームワークが高まる
そんな話し合いを可能にするのが「ファシリテーション」という技なのです。
とのことだ。
まあとりあえず目を通してみるか、と本を手にとってみた。
読んでみて最初に思ったのが「これって就活のグループディスカッションじゃないか」と思った。
まんまこの技が使える。
「というより総合の時間でやってたことってもしかして就活のグループディスカッションの簡易版だったのか…」
と思った。
orz
冒頭で話した高校生には総合の時間をやる前にファシリテーションについて説明やこういう本があるよ、というふうに教えてもらえてますように、と願った。
グループディスカッションについてはやり方があることを教えてあげてほしい。
いやでもまてよ。
私の場合仮にこの本の通りにしたとしても中学生や高校生のときはうまくいかなかっただろうな…といろいろ想像して思った。
本のタイトルは13歳とあるけど。
まあ高校生の総合の時間より就活のグループディスカッションのほうが学生の必死さが違うので、よりこの本の通りになるかもなあと思った。
もしグループディスカッションで苦しんでいる人がいたらオススメです。
ただ、学生時代のわたしは阿呆だったのでこの本を読んだかもしれないが内容をきちんと実践で活かせられるかといったらそうではないだろうとも考えため息がでてしまったのだが…
まあ自分の子どもができてグループ学習に悩んでいたらこの本をオススメすることにしよう。
それにしても13歳からの~という本のシリーズは他にもあってそちらも興味深いから読んでみようかなと思った。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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