Amazonプライムに入ったのでみてみました。
映画が公開されたあと好意的なレビューが多いなか、少数ですがちらほら
「メンタルにくる」
「元気なときにみたほうがいい」
というコメントをみかけました。
もちろんそうではないコメントもたくさんがありましたが、そういわれると気になるな…と思うのが人の性でして。
みました。
なるほど、確かに「メンタルが来る人には来るだろうなあ」と他人事のように思っていました。
みていて色々考えがめぐりましたが、
『でもこれアニメだしな!!!!!』
という感じで片づけられるというのがまた面白かったです。
どうしてメンタルにくるのか
そうこれはアニメ。マンガ原作のアニメ。
理不尽も人生とは苦難の連続で…みたいな描写はない。
ゆるキャン劇場版の面白いところは、アニメのときはスルーできた設定が10年後の社会人になると急にリアルになって、自分と比較して
「あれ…?」
みたいな違和感が生まれるところだ。
アニメ1期の高校生のときは
- 人脈も金もない
- 友達同士でこんなに仲良くなれるわけがないけど
- アニメだからご都合主義じゃないとね
みたいな感じだったのに10年後の社会人となると急に
- みんないい感じのところに就職してる!
- もちろん高校の友達はみんななかよし!
- 結婚はしてないけど一人暮らししてる!
- …こんなにうまくいかなくね?
- でもアニメだし!!!
という自分の境遇とアニメのキャラクターたちを比較して葛藤がなぜか生まれてしまう。
おそらくこの映画で葛藤を覚えた人はそれなりに苦労をしてきた人なのではないかと思う。
上で「他人事のように思った」と書いた私もその1人だ。
私は今たまたまメンタルが安定しているので、分析をしながら視聴を終えることができたが、メンタルがズタボロだと大泣きしながら
『なんで私の人生はこうじゃないんだ』
と絶望していたことは想像に難くない。
(どうして比較してしまうのか、という話にもなるが…、簡単にいうと他の人がもっているのに自分が手に入れられなかったものを目の当たりにするとどうしてもメンタルが不安定になってしまうから。)
(今は筋トレ・睡眠・食事・夫の存在などでメンタルはなんとかなっている)
私の夫は
「全然メンタルに来なかったよ」
といっていたので、やはりな…と思った。
夫はそう答えると私は思った。
なぜなら私とくらべても夫は幼少期の家庭環境がかなりよかったからだ。
親と普通に仲がよく、自己肯定感も高く、素直に人のいったことを受け止められる力がある人は「ゆるキャン△」は
『いい映画だった!』
といえるのかもしれない。
ちょっと中だるみ感はあった
これも他の人のレビューにあったが、
「中だるみ感がすごかった」
「劇場でみるものではない」
このレビューには賛成する。
私もちょっと途中で飽きてしまった。
まさか途中からサイコスリラーにするわけにもいかないので、当然といえば当然かもしれない。
でもストーリーは彼女らしさがつめこまれていて、現実にいなそうでいそうないい感じの設定がよかった。
ありえなくもないし、ありえるかもしれない。
ここのさじ加減が難しい。
本当にゆるっとした映画がみたいときはオススメ。
こういう映画も必要だなと思いました。
締め
ゆるキャンもアニメの新シリーズの更新が発表されたとのこと。
私はすでにゆるキャンのアニメは各回100回ぐらいみているのだが、また見直してみたい。
アクアパッツァがいい。
あれはアニメのいいところだと思う。
アニメの続きが楽しみです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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