ミライの授業 著:瀧本 哲史 (2016)/ 普通に伝記としても面白かった【読書レビュー】

14歳を対象に書かれた本ということで、とてもわかりやすい文章だった。

普通に伝記としても面白かった。

この本の本題ではないが、興味のない歴史の人物をわかりやすく説明してくれるのはありがたいなあ。

この本「ミライの授業」は、

『中学生という大人ではないけど子どもではない』

というそろそろ「この世界ってこうじゃない?」とか気づき始めた人に向けた本です。

私は子どもが親ガチャとか言い始めたらこの本を本棚においておくと思います。

親からいうよりこういう本からのほうがしっくり来るときがありますからね。

私が中学生のときにこの本があったら読んだかというと、おそらく読まなかったと思いますが、高校生や大学生のとき読んだら励まされたかなと思います。

 

 

 

ネットで簡単に情報が手に入れやすいからこそ、"本質"を探し続けることは重要

最近はスマホを通せばなんでも知識が手に入る時代。

しかしそんなスマホでもわからないことってたくさんありますよね。

お金がもっとほしい。

人間関係。

自分ってなに?

などなど…スマホは知識は教えてくれますが、物事の本質については途端に弱くなると私は考えています。

これらは人によって答えが変わるということが厄介なポイント。

私も20代まで散々簡単には答えがでない悩みにふりまわされていました。

その経験を通していうならやはり”自分で考える”ということは重要なのですが、親が教えるには限界があります。

そんなときに読書は簡単に他人の考えにふれることができるので、とてもありがたいツールです。

ただ本というのは子ども向け大人向けがありますから、そこらへんの選定は子どもではなく大人がしたほうがいいなと私は考えています。

しかし「ミライの授業」のように様々な偉人をわかりやすく解説しつつネットにはなかなかのっていない”様々な本質”を解説している本はなかなかありません。

だから今回出会えてラッキーでした。

あとこの本で解説していた

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

P52(ドイツ帝国の初代首相オットー・フォン・ビスマルクの言葉)

という言葉について深くしれてよかったです。

この本を読んで地味に歴史を暗記科目だと捉えていた夫には効いたようです。

締め

どちらかというと私にとって大事というよりこれから自分で進路を決める子に必要かなという本でした。

それはさておきわかりやすい伝記のような本だなあと思いました。

面白く読ませていただきました。

この記事でブログ200記事達成したみたいです。すごい!

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

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