ロビイストという人たちの存在を知っているだろうか。
私はここ数年アメリカの海外ドラマを見始めたこともあって存在自体は知っていました。
一応wikiで軽く調べると、
ロビー活動(ロビーかつどう、lobbying)とは、特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動である。ロビイング、ロビーイングともいう。議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となる。ロビー活動を行う私的人物・集団はロビイスト(lobbyist)と称される。
とのこと。
まったくピンときませんよね。
私も何度か調べたことはあるのですが、まったくよくわからなかったです。
ですが、この映画『女神のみえざる手』をみてようやく理解できました。
130分もあるので見る前はしんどそうだな…と思っていたのですが、「とりあえず1時間…」と見始めたらあっというまに最後までみてしまいました。
それぐらい最後まで映画の緊張感が持続していました。
あとどんでん返し映画だときいていたのですが、そのとおりでした。
ノンフィクションの映画ではないのですが、ヒリヒリするような二律背反のストーリーが好きな人は超オススメです。
鬱になりそうなシーンはあまりなくメンタルの弱い私でもみれました。
グロはありませんががっつりエロシーンがあります。
親や家族とみるときは要注意です。
真の勝者とは孤独である
目的のためならば手段を選ばない。
敵はもちろん仲間も信用しない。
あらゆるパターンを想定して布石をおいておく。
常に勝つというのはただ勝ちにこだわるのではなく、はじめから勝つように道を作っていくこと。
いやもう主人公の圧倒的孤独感にみていて心がギュッとなりました。
でも主人公は孤独ではあるものの、誰よりも輝いていていました。
常に勝つというのは、とても難しいことなのだと思い知らせてくれる映画でした。
選挙の根回し屋…
みていて思う人は多いと思うのですが、選挙で根回しをするってどうなんだ?ということ。
私もそう思いながらみていました。
だから主人公が映画の冒頭で巨額のお金を積んでくるお客に対してNOをつきつけたのは猛烈にかっこいいなと思います。
主人公はお金をつまれればなんでもやる人間ではなく、彼女なりの信念をもって仕事に取り組んでいることが伝わってきました。
あと一番最後のセリフ、
『刑期は5年だから』
このことから彼女も感情をもった一人の人間なのだということがわかるのです。
(これは詳しくは解説はしません。最後までみればわかります。)
普通の人間と同じようにしんどいことはしんどいし、動揺もするし、欲だってあるでしょう。
時には失敗して後悔する。
それでも自分の信念のために勝ち続ける彼女の姿勢こそが彼女のヒーロー性、というものなのでしょう。
海外の評価は意外と低め
これもウィキでみたのですが、この映画は海外のレビューサイトでは賛否両論のようですね。
まあ確かに自分の国でそういうことがあるかもしれないとなったら厳しい目でみてしまうかもしれませんね。
他のどんでん返し映画
マイナーだけど面白いよ!
締め
やっぱりオススメされた映画はおもしろいなあ…
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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