いや笑えない。
去年Netflixにはいってたときに見きれなかったドキュメンタリー映画をついにみました。
あらすじとしては
アメリカのかなり強い自転車乗りブライアン・フォーゲルは厳しい練習をしているが一位にはなれなかった。
そこで「ドーピングして大会に参加して優勝してみよう」と考える。
そしてとある人物に連絡をとる。
という感じ。
私はちょうど2022年の1月ごろに1ヶ月間だけネトフリに入ってたのですが、そのころ北京五輪でフィギュアスケートのドーピング問題が話題沸騰だった時期にみかけたドキュメンタリー映画です。
時間がなく当時はみれなかったのですが、今回ようやくみることができました。
うーん…ドーピング問題の根深い闇が垣間見えます。
いや垣間見どころかがっっつり見えます。
この映画が作られたのは2017年ですが、その前からドキュメンタリーはつくられていてかなり骨太な話です。
なぜ北京五輪で話題になった例の選手がドーピングにひっかからなかったのか、ということが察することができる内容になっています。
※一般人だと全然わからないですよね。
一流のスポーツ選手、特に個人競技の選手になるとこういった問題とも戦っていかなきゃいけないんだな…となんともいえない気持ちになります。
冒頭で「あの国のスポーツ選手は99%ドーピングをしている」といいきってて思わず笑ってしまったのですが、この映画はアメリカ資本で作られているのを前提にみなくちゃなとは思っています。アメリカや他の国でもドーピング問題は起きています。
これはNetflix限定の映画です。
- 前半はドキュメンタリー、後半はサスペンス
- 結論としてはドーピング検査は意味がないが、ドーピングをしたからといっても一位をとれるわけではない
- なんでドーピングしちゃうんだ…
- ジョージ・オーウェル『1984』
- 締め
前半はドキュメンタリー、後半はサスペンス
前半は時折明るい音楽や映像を交えながら、ドキュメンタリーが進んでいきます。
途中で「本当にドーピング問題を告発する映画なのか?」と疑ってしまうぐらい陽気な映画でした。
それぐらい簡単にドーピングを行えるということの暗示なのかもしれませんが。
後半は一転してサスペンスでした。
グレゴリーだけアメリカに来れたけど、ロシアに残った家族は色々大丈夫なのかと不安になります。
結論としてはドーピング検査は意味がないが、ドーピングをしたからといっても一位をとれるわけではない
結局ドーピング検査はパスできちゃうわけですが、ドーピングをしたからといって優勝できるわけではないというのがリアルだなと思います。
もちろんいい成績は残せるわけですが、やはり本人のメンタルや当日のコンディションも重要になってくるんですね。
これはとても興味深かったです。
なんでドーピングしちゃうんだ…
みていて「そもそもなんでドーピングしちゃうんだ…」という根本的なことが疑問に思いますが、様々な国家的な事情があるんでしょうね。
もちろん個人の理由も多々あり。
それが組み合わさるとドーピングに走ってしまうのでしょう。
まだこのドキュメンタリーは成人男性が自分の意思でドーピングをしているのでわかるのですが、現実として未成年がドーピングをさせられていることを考えると閉口してしまいますね。
ジョージ・オーウェル『1984』
この映画だけでなく様々な海外作品に登場するジョージ・オーウェルの1984。
私もよんだことはありますが、
しかしこの映画で引用された部分は覚えていてよんでいてよかったと思いました。
作品に対する理解度があがります。
締め
この映画でまったく知らなかったドーピングについて知ることができてよかったです。
みてよかったです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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