「人生に迷っているときにみるといい」
「見終わったあとスッキリする」
という感想をかなりみかけたので、気になった映画『LIFE!/ライフ』。
Amazonで100円だったので見ました。
作中に登場するアイスランドの景色などはとてもキレイでみたことがないものばかりだった。
しかし私は残念ながら上であげられたような感想は持たなかった。
どうしてかというと私は20代は好き勝手に生きてきたからだ(と思う)。
だから映画の主人公ウォルターが悩んでいることに共感できなかった。
でももし私に家族の軋轢*1がなく、地元で就職して、バカにされてもきちんと与えられた仕事をし、毎日仕事と家の往復をしていたらかなり響いたと思う。
この映画で感動できた人は、とても我慢強い人、忍耐強い人だ。
家族のために働いて、他人にバカにされても嫌になってもなんとか折り合いをつけて仕事を続けてきた。
「でも人生これでいいのかな?」
そんな人のための映画です。
かつ40代という人生で1番にっちもさっちもいかない期間というものは結構つらかったり迷ったりするのではないかと思う。
私もそうなるのかな。
そんな人は1度『LIFE!/ライフ』をみてみたらいかがだろうか。
映画のあらすじとしては
勤めている雑誌ライフがついに廃刊になることが決まり、ウォルターは最後の表紙の写真を写真家のショーンから受け取るのだがその表紙の写真フィルムだけがなかった。
ウォルターはショーンを探して世界中を探しまくる…
という感じ。
人が裏切ったりハラハラする展開はないので気楽にみれると思う。
だけど共感性羞恥がある人は前半部分ちくちくやられると思うので注意。
私は特に前半ウォルターの扱いがしんどくて100円課金してなかったらみなかったかも。
Youtubeに6分の予告があった。
あとこれはいろんなコメントで言われていることですが、
字幕でみて
ください。
みればわかると思います。私はたまたま字幕でみました。ラッキーでした。
みた感想
主人公ウォルターは42歳。
雑誌ライフ編集部に勤続16年。
ただしやっている仕事はめちゃくちゃ地味。本人も地味。
でも空想力はハリウッド並。
途中途中で入るアクションシーンでクスッと笑う。
仕事中妄想することはよくあることだ。
でも途中でこれがウォルターの空想なのかどうかわからなくなってくる。
もしかしたら最後夢オチじゃないよな、と構えてしまうがそんなことはなかった。
この映画のレビューをみていると
この映画が響かない人は人生に満足している人だ
と書いている人がいた。
そう思う。
私は今満たされている。とても幸せだ。
あと最後いい感じで終わったけどウォルター、ライフのあとの仕事決まってるのかな?そこらへんがよくわからなくてモヤモヤした。
このあと失業するのかなとそっちのほうが気になって感動にはいかなかったな…
旅は目的があるほうが楽しい
目的もなくなんとなく旅をするのも悪くありませんが、今回の映画のように
「誰かに会うために旅をする」
というように目的をもって旅をするというのはとても大事なことです。
ただの観光だとつくられた場所しかみれません。
現地で誰かにあったり経験したいなにかがあるということは、
観光客だったら絶対みられない風景を体験できる
からです。
私だって外国に友人がいたらなんとかそこまで会いにいってみたいな~と思います。
前半の共感性羞恥がヤバい
私は『所属しているグループ内で気弱そうな人が一生懸命やっていることをバカにする同じグループの人』が苦手です。
まるで自分のことのように嫌な思いになります。
スパイダーマンみたいに『実は秘められた力がある』『バカにしたやつよりめちゃくちゃ優秀でいいところのおぼっちゃん』だったら全然楽しめますが。
そういうシーンが前半部分あったので手で顔を覆ったりスマホをあえていじって直視しないようにしていました。
普通の人だったら平気でみれるとおもいます。
締め
また40歳になったらこの映画をみて、できればこのブログで感想を書きたいです。
そのときまたこの映画の良さがわかるかもしれない。
続けられてるといいなあ。
編集後記
『LIFE!/ライフ』の作中で色んなキレイな景色をみた。
圧倒されるものはこの世界にはたくさんある。
それは今自分が生きている生活の近くでもみることができる。
下の写真はこの前でかけた温泉の帰りに撮った写真。
とても空がキレイな日だったな。
今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。
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*1:人の仲が悪くあい争うこと。不和。