また面白い海外ドラマをみつけました。
あらすじは
ハノーバー高校の教職員用の車に何台も男性器のイラストがかかれるという事件が発生。
ディランがやったのをみたという生徒も現れ高校側は学校のチンピラのディランがやったと決めつけ退学処分に。
しかしディランがやったのをみた生徒は嘘つきだという他の生徒の証言もあり…
主人公たちは真実のために立ち上がる。
という感じ。
モキュメンタリー風の海外ドラマなのですが、あまりにもリアルなので本当にあったことなのでは?と勘違いしてしまうドラマでした。
ここまで吹替声優に男性器の名前を連呼させるドラマもないでしょうね。みていてシリアスなのに笑ってしまいました。
そして邦訳のタイトルがもったいない…!!!
アメリカを荒らす者たちって、たしかにそうかもしれないけどちょっっとわかりにくいタイトルだなと思いました。
このタイトルだとアメリカの犯罪系のドラマにみえますよね。
全部みればなんとなく邦題はわかるのですが、それもはっきりといわれてるわけではないのでわかりにくいと思います。
深く考えればそうかもね、的な感じです。
例えばアンパンマンのタイトルが『世界を荒らす独善的な人物』みたいな感じです。
見終わると「あれ?アンパンマンも世界を荒らしてるよね、でもこれ子ども向けアニメだからな…」
子ども向けなのにそんなタイトルつけるか?という感じ。
時間の都合上シーズン1しかみれなかったのですが、このドラマはシーズンごとに追う事件が変わるようなので1シーズンだけでもいいのがみやすいですね。
またNetflix入ったらシーズン2がみたい。
Netflix限定です。
以下超ネタバレの感想を描いたので注意です。
偏見はよくないよね、っていうドラマかと思いきや違った
普段から素行がよくない人はきっと何かをしでかすだろう。
真面目な人はきっと真面目だろう。
偏見は事実を歪ませる!だからチンピラのディランは犯人じゃない!
そういう感じのドラマなんだろうなとは最初から思っていたのですが、登場人物が多いこととリアルな人間像に本当に騙されました。
犯人を疑われたディランは本当に普段から素行が悪いし、本当にいたずらをやっていそうなことがかなり描かれています。
人が良さそうな人でも嘘つきじゃない?と疑ったり。
昼間のニュースでみかけるようなセンセーショナルな話題が自分の近くでも起こってるかも?と疑ったり…
人間は無意識のうちに偏見があることを再度認識させられるドラマでした。
ドキュメンタリーは正義?
このドラマのすごいなと思ったところが、ドキュメンタリーがもつ危険性について触れていることです。
私自身ドキュメンタリーが好きでよくみるのですが、
「この映像が永遠に残るのか…」
と思うことがあります。
作中でも主人公たちに事件とは関係ない秘密にしていたことがバレてキれている登場人物たちがすごくリアルでした。
他人のプライバシーと報道の自由ってすごく難しいですよね。
考察:タイトルの意味
アメリカを荒らす者たちというタイトルなのですが、おそらく
「今アメリカなどで起きている事件の犯人はニュースで報道されている人ではなく本当は違う人間が仕組んで」
「その人たちがアメリカを荒らしている(かもしれない)」
ということだと思います。
このドラマ最後で犯人明確にこの人だっていってないけどあの子ですよね。
見終わるとやっぱりな~とか思っちゃうんですけど、見てる最中は本当にわからなかったですよね。
狡猾ですよね。頭がいいというのはこういうところでも発揮される。
そういう人が偽物の犯人をしたてあげてアメリカを混沌に巻き込んでいく…ということがいいたいのかなと思います。
ありそうですよね。
みていて「ひぐらしのなく頃に」を思い出しました。
ただディランはかわいそうではありますが、ドラマの話が進んでいくにつれて嫌いになっていきました。
締め
このドラマをみていて思ったのは、やっぱりある程度は真面目に生きていたほうがお得だなと思いました。
非常に面白かったです。中だるみ感はありましたが、どんどん次回が楽しみになっていくドラマです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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