シン・ウルトラマン(2022)/ とりあえず言いたいのは庵野監督の愛が伝わる映画だった【映画レビュー】

アマプラに入ったのでみました。

シン・ゴジラとシン・エヴァ(あとエヴァQ)は映画館でみたのですが、シン・ウルトラマンは正直、

「庵野監督が作るのだからクオイリティは間違いないが、守備範囲外だなあ」

と思い、サブスクに入ったらみるか…ぐらいの気持ちでいました。

2022年後半でみた映画のなかで1番面白かったです。

マジです。

ただやはり単純に好みの問題で、私は『シン・ゴジラ』のほうが好みでした。

ちょっとネットを検索するとそんな意見も散見されるので、私だけではなかったんだなあと思いました。

でもとても面白かったです。film-shin-ultraman

下のほうで詳しく書きますが、今回は庵野秀明展にいったあとにアマプラでみたので

「庵野監督はウルトラマンが本当に大好きなんだな」

という熱量はとても伝わってきました。

だからこそこの映画の感想を書くのが非常に難しかったです。

単純に語り足りない。

見れば見るほど伏線に気づいてしまう。

庵野監督の作品は作品としてただ面白いだけではなく、その節々に光るメッセージ性が本当に心を引きつけてくれます。

だからこうやってブログに書きたくなってしまうんでしょうね。

 

 

 

シン・ウルトラマンですごいなと思ったところ

敵が112分にたくさんでてくるのに話がわかりやすい

私はウルトラマンティガしか知らないので、すごくウルトラマンに詳しいわけではないのでついていけるのかなと思いました。

でもすっきりわかりやすくなっていたのでわかりやすかったです。

ただ科学的なところはまったくちんぷんかんぷんだったのですが…毎回思うのですが、庵野監督映画は字幕が必要になりますね。

アマプラは字幕があって助かった…

よく作ったな…

庵野監督、ウルトラマンを作れると知ってすごく嬉しかったろうなと思うんです。

私だけかもしれませんが、自分が大好きなジャンルこそ人に発表しづらくないですか?

自分がこう思っていることをおりまぜながら、大好きなジャンルを再びつくる…

私からしたら天地創造にも等しい行為です。

好きだからこそこだわってしまう。

だからこそ完成させられない。

シン・エヴァあんなに時間かかったのにシン・ウルトラマンは早かった気がします。

これは単純にシン・エヴァに至るまでにいろいろあったことと、風呂敷をたたむために話を練りに練っていたためだと思いますが…

 

完成させられるのって本当にすごい。

そりゃプロとしては当然かもしれませんけど、万人にわかりやすく・自分の伝えたいことを込める・大好きなウルトラマンのシーンの取捨選択…

本当に庵野監督ってすごいなと思いました。

神永新二の名前の意味

初めて主人公の名前をきいたとき、

「シンジ…だと?」

と思った人もいるはず。

まさかエヴァの主人公と一緒の名前なんて。

いったいどんな業を背負うんだ…と戦々恐々とみていました。

業というより大きな愛でしたね。

新しい二人目であり、神と新でかけているということで解釈しました。

あと単純にかっこいい苗字ですよね。

庵野秀明展にいったときに思ったこと

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前から庵野監督がウルトラマン(というより特撮)が大好きだということは知っていたのですが、

「この人は本当に変人(失礼)で本当に特撮が好きなんだ」

と思ったのは庵野秀明展にいってからです。

熱量がヤバい。

いった人はわかると思うけど、本当にすごい。

いやはや本当に好きという感情はすべてを凌駕するなあと思いました。

本人は途中で病んだりしたみたいですが、パートナーができて本当によかったと思いました。

(庵野監督は本当に食生活が…結婚して本当によかった)

 

あとこのアニメが好きで定期的にみています。

youtu.be

超すごいおじいさんの下りが一番面白い。

米津玄師の曲はどうしてこんなにそれぞれのアニメにマッチするのか

シン・ウルトラマン公開時から主題歌がヤバいときいていたのですが、EDまでみて納得しました。

こんなにインパクトのある曲だったとは。

静かに力強い、優しいウルトラマンの曲でしたね。

主題歌のお話を頂いた瞬間は「何かの間違いでは」と思いました。

シン・ゴジラを劇場で何度も見ていた頃や、シン・ウルトラマンが制作発表された頃、まさか自分が関わることになるとは夢にも思っておらず、青天の霹靂の一言に尽きます。

超然としたウルトラマンの姿を眺めながら曲を作りました。

主題歌|映画『シン・ウルトラマン』公式サイトより引用

めっちゃリピートしてきいています。

もっとよくみたいな。

締め

庵野監督の映画はどれも濃くて今までレビューを書く気も起きませんでした。

みるたびに発見があるからです。

ああ、この記事をかいているとまたじっくりみたくなってくるなあ。

正直全然語りたりないのですが、そうすると記事を書き終えることができないのでここで終わりにします。

見てよかったです。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

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