特にいうことなし!
前作『ハッピー・デス・デイ』でループ地獄から脱出した主人公・ツリーがさらに成長してくれました。今作と前作はセットでみないと面白くない!
どういう人にオススメ?
- 前作『ハッピー・デス・デイ』をみてる人
とにかくコレに尽きる。
前作の続編なのでまったく知らない人にはとっつきづらいです。ただ前作で回収されなかったことの補完がかなりあるので、前作をみたら一緒にみたほうがいい映画です。
前作で回収されなかったけど回収されるポイントはこんな感じ。
- なぜツリーの誕生日にループするのか
- そもそもなぜループするのか
結構大事な部分を前作でやらなかったので不完全燃焼気味でしたが、今回でスッキリ解決です。まあ、また別のわからないポイントもでてきてしまいますが…
あらすじ
自分が死ぬループから犯人をみつけ脱出したツリーだったが、今度はツリーの恋人の友人ライアンにループが移動してしまった。混乱するライアンとともにツリーは自分の経験をはなして犯人探しをするが、ふたたびループに入ってしまった。
愕然とするツリーだったが、よくみると前にいた世界とは微妙に人間関係が変わっていて…
以下ネタバレ感想です。
ネタバレ感想
ストーリーやテーマについて感じたこと
量子とか世界線がでてきて話が複雑になったので「ん?」と思うことも増えたがコメディが面白くて気にならなかった
今回の映画は前作のループものに『世界線』が加わるのでちょっと複雑になった。
この世界ならあの人は味方だが、あの世界だと敵、
あの世界だと親友だが、この世界だと他人。
一度は誰もが考えたことのある『イフ』の世界での主人公ツリーの奮闘と葛藤が本当に上手に描かれていました。
まさにシュタインズゲートじゃないか!ともみてて思いました(厳密には違うけど前作よりは近いと感じました)
ホラー映画ではないが笑い要素が増えて面白かった
量子反応炉(?)のシシーという機械が登場するのだが、それを破壊しようとしてスローモーション&クラシックのシーンはめっちゃ笑いました。
定番といえば定番なんですが、まあ笑いました。
こういうホラーは好き!
脚本・演出について
主人公が相談できる人が増えてよかった
ループものあるあるではありますが、
- 主人公の孤立
- 相談しようとするとしゃべれなくなる
- 主人公がループしていることを誰も信じない
というタブーがよくありますよね。
私はこういう縛りが苦手なのでみていて非常にもどかしく感じてしまうタチなのですが、今回は主人公のいっていることをすぐ信じてくれる人たちが大勢いてスッキリしました。
そういうもだもだも悪くはありませんが、たまにはループを信じてくれる物語もみたいものです。
大切な人がループの先にいたらどうする?
ツリーのお母さんが今回登場しましたが、これが今作にとってかなり大きかったですね。今作も何度もループするツリーですがしょっちゅうお母さんとあって寂しかった心を埋めていったのが印象的でしたね。
お母さんにアドバイスをもらって元の世界に戻っていくツリーがとても大人になっていましたね。まあループしたぶん周りの人より年はとっているわけですが…
割と犯人はすぐわかった
割と犯人はすぐわかったのですが、ただ話をみていたから気づいたのではなく
「もし自分が監督だったら前回ボツにした伏線を使いたいな」
と思ってしまうと思うなーと考えていました(笑)なのでまったく考えずに犯人が思い当たってしまいました。そういう人結構いそうですよね。
もちろん今回は犯人が2人もいるのでプラス要素もありましたけどね。
ライアンが主人公かと思ったのに残念…
ライアンが主人公かと思ったのですが、違いましたね。ですが、みていくうちにツリーの成長に驚きました。
知らない人にもお願いができるようになったり、勉強をきちんとしていたり…大きくツリーが成長していたのも今作の特徴でしょう。
ツリーが死んだはずお母さんに会えたのも大きいんだろうな。
冒頭からわかる並行世界線の登場のフラグ
他の人のレビューをみていて知ったのですが、前作と今作で冒頭の「UNIVERSAL」の表示が違うんですよね。
平行世界のフラグがでてきているんですね。このあとユニバーサルは1つになるのですが、まるでそれが作中に登場したシシーによる世界線をもとに戻すエフェクトと一緒なんです!冒頭からネタバレしていたということです。こういうの細かいフラグは好きです。
キャラクター&キャストの感想
ライアンがループを信じるのが早すぎて面白かった
ライアンがループを信じるのが早すぎて面白かったです。普通3回目ぐらいで気づくものなのに。すぐ人に相談できるタイプなんでしょうね。
それでもさすがに1回目は『これはインセプションなんだ…』と夢であることを信じようとしましたが…
攻撃を1発目は必ず避ける主人公は健在だった
前作のレビュー記事にも書きましたが、ツリーは相変わらず『1発目の攻撃を避ける』タイプなんですね。変わらなくてよかったです。
タイトルの意味
『ハッピー・デス・デイ2U』の2Uって『to you』という意味もあると思いますが、
2 Universe (直訳で2つの宇宙)
だと解説している方がいましてめっちゃ納得しました。
うまい!!
正直よくわからなかったところ
なぜライアンが2人いたのか
世界線が乱れたからなのか、よくわかりませんがライアンがなぜ2人いたのかよくわかりませんでした。何回か見直しましたが、要するに『シシー』のせいということにしておきます。
まとめ
本当は2Uまで考えて前作を考えていたんじゃないかっていうぐらい脚本がしっかりして楽しかったです。まあ謎はいまだにありますが、エンタメという点ではとてもしっかりしている内容でした。
3があるならおいかけてみたいと思います。
前作『ハッピー・デス・デイ』のレビュー記事はこちら。
追記
台風が近づいてきますが、おそらく私のように低気圧の影響をもろにうける人もいると思います。
今回の台風は特に大きいので近くではない場所の人でも影響を感じるでしょう。
マイナス思考になったらいったん考えるのをやめてゆっくり風呂に浸かるか、Amazonプライムで楽しい映画でもみましょう!
私は9月に入った映画をみようと思います。