タチカワです
ようやく堀江貴文さんの好きなことだけで生きていくを読み終わりました。
読んでいて共感することがとても多かったです。
忘れたころに戒めとして繰り返し読んでいきたいと思います。
とりあえず行動してみよう。
それはそうと、本を読んでいて途中で懐かしいことを思い出したので、書いていこうと思います。
好きなことだけ生きていく、の155ページ、無駄な質問・三原則の章、
左から5行目(というより、152~156P全体を読んで欲しい)
『一つ言わせてもらうと、「無駄な質問・三原則」というものがある。
「ググってない(調べていない)」「考えてない」「わかってない」』
この文章を見てタチカワは思わず遠い目になった。
中学校の時、修学旅行で一緒だったY君を思い出した。
「ああ、この言葉をY君にぶん投げてやりたい…」
そう思った。
私の中学校は修学旅行で、私達の地元の方が在籍している会社に
訪問をさせていただき、様々な質問をしてそれを学校で発表するという
実習のような時間を設けていた。
要するに仕事体験のような経験を通して職に対する興味を持って欲しいという
狙いだったのだろうが、未だになんの役に立ったのかはわかっていない。
私達はクラスの中で修学旅行限定の4~5人の班を作り、
会社を訪問することになっていた。
私は運良く仲のいい女友達と組めたので、内心ほっとしたが、
男女混合の班だったため、この場合男子が誰になるかで
修学旅行と修学旅行の後の発表会が楽になるか苦になるか決まっていた。
この時一緒に組んだ男子というのがY君だ。
背が高いものの、良くいえば優しい、悪く言えば頼りない、
余り良くないタイミングでギャグをいれてくる、
決して悪い子ではないのだが、たまに空気が読めない
そんな子だった。
各々、班で修学旅行に事前に訪問する企業について質問を7~10個ほど決め、
その質問については先生が事前に企業の方に連絡し、回答を用意してもらう
ことになっていた。
さらに企業に訪問した際に質問タイムがあるとのことで、事前に準備した質問以外に
疑問があったら質問すること、とのことだった。
私はその説明を聞いたとき思った。
「どれだけ質問すればいいんだろう」
結構質問に困ったと思う。
働いている社会人だったらもっと質問が浮かぶのだろうが、
こちとら中学生である。
無難にやりがいは?とか大変だったことは?
といった具合した質問が出てこない。班の皆で無理矢理ひねり出して7個である。
それ以上企業を訪問した際に出てくるのだろうか?
なんとか班の皆で質問を出し合って、先生に提出した。
その後Y君が先生に提出した質問のリストをまじまじと見て
そのリストをしっかりと修学旅行先にもっていくファイルに留めていたのを
私は見た。
『まさか、既に回答が用意されている質問を、当日質問するわけがないよな』
私の心配は見事当たってしまうのだが。
修学旅行当日は冷や汗が垂れたのを覚えている。
慣れない修学旅行先でなんとか電車を乗り継ぎ、企業に辿りつき
説明を受けながら質問を作り、ついに最後の質問タイム!
質問タイムの前に、企業の方から事前に質問リストに書いてある質問についての回答がある紙を受け取った。これで最低限の質問は大丈夫。
「それでは何か質問はありますか?」
私が企業の方の言葉を聞いて口を開きかけたそのときだった。
「あの、この仕事の、やりがいは?」
どもりながら、緊張したY君の声が聞こえた。
視線は下に落としたままだった。
私は激怒した(といってもいい
なんだ
この質問は
先程渡された質問リストに回答が書いてあるではないか
企業の方も困惑しているのがわかる
なぜならば、この質問は既に回答しているからだ
同じことを言わせるのか、そういうことを思っているのだろう
僅かな沈黙の後私は口を動かした。
「Y君、それは事前に答えてもらったでしょ」
Y君は間違えたことに気づいたらしい
慌てて次の質問した。
「こっこの仕事で大変だったことはなんですか?」
それも事前に用意した質問である
私はがっくりと肩を落とした
その場には白けた空気が流れた。
以上が私が思い出したことだ。
あの時の白けた雰囲気はなんともいえない思い出だ。
今でも「Y~~~~~~~」となるような感じで残っている
今回この本の
『一つ言わせてもらうと、「無駄な質問・三原則」というものがある。
「ググってない(調べていない)」「考えてない」「わかってない」』
本当にその通りだと思った。
先生の話を聞いていない、考えていない、わかっていないY君
いや完璧にしろとは全くいわないが
あれは大変忙しいなか時間をいただいた当時の相手方に失礼なことをしたと今でも私は引きずっている。
だからこそ、私は今回堀江貴文さんの本を読んで
大きく首を縦に振ってしまった。
自戒を込めて、この苦い思い出と共にこの本を読んで教訓にしたい。