黒歴史がある大人にぜひみてほしい!/スウィート17モンスター(2016)/ 原題:The Edge of Seventeen【映画レビュー】
面白いのに細かい表現がすごい青春コメディ映画をみつけた。
あらすじは、
高校2年生のネイディーンはいわゆる非リア充。
逆に兄のダリアンは超リア充。
でもネイディーンには親友のクリスタがいればほかに何もいらない。
と思っていたのに、クリスタがダリアンとベッドにいるところを目撃してしまう。
という感じです。
自分の親友が兄の恋人になる、ってどんな感じですかね。
私には兄がいないので想像でしかありませんが、なんとなく嫌です。
ただこれは人によって反応がわかれると思います。
「青春、恋愛映画はちょっとな…」
と思う方はちょっとまって。
この映画のすごいところは、
若いときにやらかしてしまうような黒歴史がちょうどいい感じで表現されている
ところ。
学生時代、
「どうして私だけこんなに不幸なの?」
と思ったことがある人にオススメです。
私も苦笑半分笑い半分、悲喜こもごもといった感じで見終わりました。
サクッと見終えることができます。
絶妙に若いときにやらかしてしまうことが表現されている
冒頭でもいいましたが、この映画の『にくいねえ』というところは若いときにやらかしてしまうようなことがいい感じで表現されているところです。
例えば、
- いきたくないパーティ(合コン)にいく
- 彼氏のできた友人に八つ当たり
- 周りの状況を無視して自己中な言動
などなど。
1つ1つは「そこまででもない」かもしれないし、彼氏のできた友人に八つ当たりをするネイディーンがおかしいと思う人もいるかもしれない。
でもこの映画のすごいところは割と最初のところでネイディーンにもそうしてしまうような理由がまとめられているのです。
その構成がにくい。
あと母親とうまく会話できていないところ。
ジワジワきます。
いい意味でハラハラさせられる映画ですね。
個人的にそれでいいの?と思ったところ
個人的に納得がいかなかったのが、最終的にネイディーンがすべて悪かったと認めることで終わってしまうことです。
親友と兄がくっつくのは人によっては嫌という人もいるだろうし、いいと思える人もいると思う。
ネイディーンの反応も納得です。
それに親友と兄の出会いはあくまでネイディーンの家に遊びにきていたときの話です。
その流れでそのままベッドというのは、ちょっと兄が悪い気もします。
職場とかの出会いで妹の友達と知らなかったという状況ならわかるのですが。
「どうせすぐにポイよ!!」
みたいなことをネイディーンがいってしまいますが、正直私もそう思ってしまいました。
しかも兄が実は金銭的なことを理由に遠くの大学ではなく、近くの大学にしたという告白はちょっとよくわからなかったです。
だから兄と親友がくっつくのはいいだろう?というのはよくわからない。
まあコメディ映画だからいいか、と私は割り切りました。
締め
最後はちょっと微妙だったけどそれ以外は最高でした。
別の感想サイトでもみましたが、この映画に関しては邦題が絶妙だと思います。
すごい。
あと先生を賛美するコメントが多かったですが、見終わって納得でした。
先生お疲れ様です。
そういえば1ヶ月のNETFLIXの視聴期間が終わったので感想をかきたいです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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