映画・楽園追放をしったのは2014年ぐらいで、この映画をちゃんとみたのは2018年ぐらい。(今はみれないがそのころはアマプラに楽園追放があった)
存在自体は知っていたのですが、なんとなく機会がなくて見過ごしていました。
2018年にみたとき、そのときは「とんでもない映画だなあ」「みようと思ってラッキーだった」と思いました。
だから2018年にはこのブログをしていたので感想を書こうと思っていたのですが、結局かけませんでした。
どうしてかというと、うまく文章にできなかったからです。
年月を経て、たまたま『楽園追放がYoutubeで公式チャンネルで期間限定で視聴できる』ことを知りもう1度みてみました。
▶「楽園追放」が今夜7時よりYouTube配信。1週間限定 - AV Watch
現在は終了しています。
もういちどみましたが、やっぱりいい映画でした。
見終わったあとの清涼感が半端ない!!!
旅にでたくなる!!!
ようやく文章にできるようになりましたので、記事にしました。
もし機会があるならぜひみてください。
特になんでもないとき、くよくよしてしまったり、人生に迷っているときにみるのがオススメです。
真の自由とはいったい何か
この映画のテーマは「自由とはいったい何か?」。
すっごいハイテクで人間が満たせる欲はどんなものでも手に入れられる電脳世界「ディーヴァ」。
すべてがアナログで明日の命もわからないような荒廃し文明が衰退した地球。
この2つの世界が対比となって訴えかけてきます。
これからも私たちのいる世界は科学技術の発展によって便利になっていくのでしょう。
でもその恩恵を受けられる人と受けられない人の格差も発生する。
かといって恩恵を受けられないことが不幸せなことなのか?
いったい何が幸せなのか?
何が真の自由なのか?
そこで劇中のアンジェラの言葉が響いてくるんですよね。
私、まだこの世界をロクに知らない。
このセリフの続きはぜひ実際にみてください。
あの無音の演出は映画館だとめっちゃ感動したろうなあ。
今まで「ディーヴァ」が全てだった、それでいいと思考停止していたアンジェラが自分の意志をもった言葉だったのがとても心にきましたね。
考察:なぜ誰もフロンティアセッターの誘いに乗らなかったのか
フロンティアセッターは『外宇宙の探索を一緒にやりたい同志』を探してディーヴァに接触してきます。
劇中でもギリギリの最後まで仲間を探していました。
断られてしまいましたが、ディンゴやアンジェラにも声をかけていました。
地球の人口98%がいるディーヴァにも呼び掛けてきましたが、誰もフロンティアセッターに答えませんでした。
一見するとちょっと寂しい気もしますが、実はこんなテーマもあるのではないかと思います。
地球に留まる人:現人類
地球から出ていこうとする存在:新人類
なのではないでしょうか。
そもそもあの宇宙船で果てしない永遠ともいえる旅に普通の人間は耐えられるのでしょうか。
おそらく耐えられないと思います。
だからこそ出ていこうとする&耐えられる存在が新人類なのではないかと。
※新人類、という単語は違和感ありますけど、それはフロンティアセッターが好きに名乗っていいものだと思います。
ディンゴも作中で『新人類って胸張っていいと思うぜ』みたいなことをフロンティアセッターに言ってますし。
確かに人類ではないかもですが、人間の意志をもって作られた存在のフロンティアセッターですからね。
意志をたくすことはいいことではないかと思います。
楽園追放の後日談の小説にはフロンティアセッターの誘いに乗ろうとした少年がいたようです。
ただ問題行動を起こしていて通信制限がかかり、誘いに応じられなかったようです。
それも1つの運命ってやつなんですかね…
仮に通信制限がなかったとしても、誘いにのったかどうかはわかりませんしね。
楽園追放が面白いと思ったら下の作品もみてほしい
映画:インターステラー(2014)
超難解なストーリーなんですが、ざっくり簡単にいうと
地球がダメになりそうなので、似たような星を探しに主人公は旅立つものの前途多難で…
みたいなやつです。
一応ハッピーエンドなのでオススメです。
話は完全にわからなくてもなんとなくわかりますので安心ください。
もしフロンティアセッターの誘いに乗ってたらこうなったんじゃないか…という感じです。
ふと天空の城ラピュタの『人は土を離れて生きることはできない』という言葉を思い出す作品です。
マンガ:火の鳥 望郷編
私が大好きな火の鳥望郷編です。
人口爆発した地球から駆け落ちしたカップル。しかし彼氏のほうは事故で亡くなってしまう。
彼女はなんとか地球に帰ろうとするものの…
というあらすじです。
わりとリアルにありそうな展開が怖い。
締め
今回久しぶりに『楽園追放』をみたら新しい発見があって、自分も変わってきているんだなって感じました。
これを見終わったあとってものすごい青空が恋しくなるよね。
あ~どっかでかけたいな~と思いました。
繰り返しになりますが、ぜひ興味を持ったらみてくださいね。
今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。