『あなたは何か物事をやりきった!』といえることはあるだろうか?
私にはなかった。中学の部活だって途中参加だったし、高校の部活は途中で辞めたし、せめてやりきったといえることは高校と大学の卒業ぐらいだろうか。
ポジティブに考えれば「卒業できただけでもすごい」というところなのだが、学校の卒業って日本の半数以上の人がしていることだ。(半数以上が学校を卒業できない環境だったらそれはそれで問題だが)そんなに学校の卒業がすごいとは私はいえないと考えてしまう。就活の面接で「がんばったことは学校を卒業することです」なんていったら絶対に変な目でみられるだろう。
でも
「もういい大人だし、自分には何かをやり抜くなんてできないんだ」
そう絶望することはない。
私もそう思い悩んだ時期があったが、ここ数年はいろんなことに挑戦してきた。読書だって年間100冊以上読めるようになったし、ブログに内容はともかく感想を書き起こせるまでには成長した。ブログ自体も2年以上継続してマイペースに更新できている。アフィリエイトだってできるようになったし(雀の涙だが)、最近はポジティブになれてきた気がする。もっとやり抜く力がほしいと思うし、これからも継続して何かをやり抜いていきたい。
もちろんあなたのようにこれからでも何か1つでもやりとげたいと思うならならぜひこれから紹介する
『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』
を1度は読んでみてほしい。
私は関連本をすでに読んでいるので知っていることもたくさんあったが、知らないこともたくさんあった。
やり抜きたいことがある人にはうってつけの1冊です。
この本はこんな人におすすめ
- やり抜く力が欲しい人
- やり抜ける人とやり抜けない人との違いが知りたい人
- ”天才”は環境も本人も何もかもが違うと思いがちな人
私も誰かに説教できるほど継続力はありませんが、せめて自分ぐらい何か1つがんばった!!といえることがほしいと日々行動しています。このブログだったり他のブログだったり、運動だったり、読書だったり、旅行だったり、色々です。
ただ、どんなことをしていても継続しているとぶちあたることってありますよね。
とにかく運動が続かなかったり、ブログなんてかけなくなることはしょっちゅうですし、うまい他人と自分を比較してしまったり…1度はすべて投げて「やめる!!!」と思ってしまうことはあると思います。
そんなときに読みたい1冊です。
私もできるかぎり自分の挑戦したことは続けたいと思っているので、より強くやり抜く力がほしくてこの本を読みました。
やり抜く力とは?
諦めない力=やり抜く力
「やり抜くなんてただ諦めなければいいのでは?」
そう思う人もいるかもしれない。でも、それができていたら東大に受かる人はもっと多いと思うし、自分の人生をできるかぎり最適なデザインですごす人が多くなるだろう。諦めなければ人生はよくなるかもしれないが、諦めてしまう人がほとんどだ。
(もちろん私もその1人だ。最近はかなりマシになったと思うが、私の生活を知っている夫に言わせたら私は”超飽き性”といわれると思う。)
要するにやり抜くにはただ諦めなければいいというのは簡単な話ではない。
1つの物事を極めたい、続けたいと思うなら漫然と続けていくより『どうやったら継続できるか』『どういう人が結果を出しつつやり抜いているのか』を知りましょう。
挫折したあとの”継続”が何よりも大事
さらに著者がアメリカでも屈指の”成功者”と呼ばれる人たちにインタビューしたところによると以下のような回答がよくかえってきた。
失敗してもくじけずに努力を続けるのは、ーーどう考えてもたやすいことではないがーーきわめて重要らしかった。
「調子のいいときは、やたらと意気込んでがんばる人もいますが、そういう人はちょっとつまずいただけで、とたんにくじけてしまうんです。」
あるある、と思った方もいるのではないか。私もその1人だ。
たいてい新しいことをしようと思ったときは体調がよかったり、新しいことをするワクワク感でいっぱいで意気込みやすい。だが3週間もしたら『飽きた…』となる人も多いでしょう。
だがここで続けるか続けないかが大きな差になると本書では語られている。
追記:『私なんてできない』のループから脱出する方法
話は脱線するが、脳はもともとかなりの飽き性である。
これが十分わかっていないと
「飽き性の自分なんてマジで使えない」→ますます何も継続できない→最初に戻る
とネガティブなループにハマりやすい。
かつての私がそうだったから、よぉぉぉぉぉおおおおおっっくわかる。継続できない自分が嫌いで嫌いで、でも続けられない自分が矛盾抱えまくりで自己嫌悪の沼に浸っていた時期がある。
が、たまたま何かの本を読んでいたときにその考えが間違っていたことに気づいた。
脳が飽きるのは本能から来るものである。飽きを乗り越えると”習慣”に進化できる。
これを知ったとき思わず『なるほど!!!』と膝を叩いてしまった。
やる気と脳のしくみについて勉強するならおすすめは以下の本だ。子ども向けに解説されているのでめちゃくちゃわかりやすい。あわせてよんでみてはいかが。
のうだまの試し読みは下のリンクからできる。
▶のうだま1 やる気の秘密 (幻冬舎文庫)ーーー漫画・無料試し読みなら、電子書籍ストア BookLive!
どうやったら『やり抜く力』身につけられる?
本書『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』にはどうやったらやり抜く力を身につけられるかについても言及している。ただあまりにも膨大な研究や引用があるので私が『これは他の本にはない!』というところだけを紹介する。あと他の参考文献も紹介。
ただがむしゃらにがんばるだけではダメ
「それを達成したとして自分はどうなれるのか、どうしたいのか」
最終的な目標をしっかりじっくりと決めて、その目標を達成するための方法を探す。
例えば
『外にでて働きたくない、自由な時間働きたい』
というのが目標なら、方法としてアプローチするなら色々あるだろう。
例えば在宅勤務できる資格をとるなり、スキルを磨くなり、アフィリエイトを極めるなり、youtuberになったり…もちろんブログも1つの手だろう。
最終目標を達成するのが目的なのだから色々な手段で達成できるように行動していく。
ただし、その前に知っておいたほうがいいことがある。
自分が楽しめることを選ぶ
そもそも自分が興味のないことは継続できないことをこの本では解説している。だからこそ自分の過去にヒントがあるといえる。
例えば私なら小学生のとき学年で1番本を読んでいた自負がある。なぜなら私だけ貸し出しカードが3枚以上いっていたからだ。だから本のレビューを書いてみる。いつか私の資産になるかもしれないと思っているからだ。あと文章力の向上のために。
あなたが継続できることはあなたが興味のあることだろうか?そうでないなら前提が間違っているので、あなたが続けられなくてもしょうがない。
2年以上は継続すること
スキルが伸びるのは2年以上継続したときとのことです。
たしかに私もこのブログを始めたとき1000文字を書くのがやっとだったのですが、今ではだいぶかけるようになってきました。
ただ最初の1年は本当にかけなくてかけなくて辛かったですね(笑)
意図的な練習が続くのは1日3時間から5時間まで
※意図的な練習というのはどれだけ集中して質の高い取り組みを行ったか、ということ。
今回はこの本に書いてあることを紹介すると、ぼーっとした長時間の練習はしても意味がなく、ちゃんと集中して質の高い練習をしたことのほうがよっぽど意味があるということです。
それに関してはそうだろうなあ、とは思いますよね。時間も限られているのは私も感じることがあります。
(ただ人間の集中力についての本は毎年出版され、私も追うのがやっとです。去年はいいとされていたことが今年の研究で否定されたりなんてしょっちゅうなのですが…)
参考:成功する人間の考え方
成功する人間と成功できない人間の考え方について研究している人がいる。その人の研究によると成功する人間は『成長思考』、成功できない人間は『固定思考』であることがわかっている。
読むだけでも気分が軽くなるので、その研究がまとめられた本もおすすめ。
私もこの本は何度もくりかえし読むようにしている。読むたびに私が固定的な考えになっていることに気づかされる。最近ではこの本を読まなくてもいいようになってきたが、だいぶ気分がラクだし色々なことが継続できているので柔軟な考え方をもつことは効果がある。
立ち読みするならこのページ!
- P130
まずはP130から読んでみることをおすすめする。
この本の著者のもとには「やり抜く力を強くしたいと思う人」から毎日のようにメールや手紙が届くことが語られている。
でもだいたいの人が
『自分のせいだから』
『怠け者だから』
と自分を責める内容が多いとのこと。
そうではなくどうしたらいいのか、やり抜く力の鉄人たちはどう考えているのかが語られている。
ここで興味をもったら購入をおすすめする。
締め
さまざまな角度からやり抜く力についてこの本は研究し解説している。
何かをやりとげたいのにできないとき、よんでみてはいかがだろうか。
追記
海にいってきました~~~寒かったですが、人もそんなにいなかったので快適。
自然に触れるとストレスが緩和するといいますが、かなりいい気持ちになりました。
今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。