先日『教育格差』という本を読みました。
▶レビュー記事を書こうと思ったけど内容が濃すぎてまとめられなかった『教育格差』という本についてなんとか記事書いた。 - アラサー主婦タチカワのひとりごと日記
その関連本で『学力の経済学』という本をオススメされたので読んでみたところ、なかなか興味深かったので今回紹介します。
読んでみてまず思ったのが『学力の経済学』というタイトルだと本屋などでみたときにどんな本かが伝わらず、ちょっともったいないかもと思いました。間違いではないんですがね…
ようするにこの本は
- 誰もは1度は悩む教育の疑問を統計データで解決!
する本です。
かといって統計の話ばかりでなく、わかりやすい言葉で解説されているのが好感度高いです。
- この本はこんな人にオススメ!
- 統計的に教育の疑問を解決するのがミソ
- 子どもの成功には色んな要因が複雑に関係しているからこそ、結論がでにくい
- 立ち読みするならこのページだけでも読め!
- あわせてよみたい本
- 読んで思ったこと色々
- 追記
この本はこんな人にオススメ!
- ネットやあちこちで『教育論』をきくけど、本当のとこってどうなの?
- ご褒美をつって子どもを勉強させてもいいの?
- エビデンスつきの教育本が読みたい
根性論とか『息子を東大に4人も入れた家庭論』とかそういう教育ではなく、もっと第三者視点からの”教育”について知りたい人はオススメです。
ちなみに 『息子を東大に4人も入れた家庭論』などについては参考にならないとのこと。そりゃそうだ!東大に子どもをいれる家庭の平均年収は1000万円以上だそうです。
上の厚生労働省の調査でもわかるように、この時点で日本という国のなかでも超上位の家庭ですよね。
私も低所得家庭出身なので、仮に自分が子どものときに東大に入りたいと思っても『息子を東大に4人も入れた家庭論』などは全く参考にならないなあと思っています。状況と条件が違いすぎる(笑)
※年収が1000万円超えなら参考になると思います。
そういうのでなく、統計を用いて”現実的”に教育についてまとめてくれているのがこの本です。
統計的に教育の疑問を解決するのがミソ
この本では
- ご褒美で子どもに勉強させてもいいの?
- 褒め育てをしてもいいの?
- ゲームをしたら勉強をしなくならない?
などの疑問に答えています。
詳しくはこの本を読んでほしいので解説はしませんがいえることは、
ご褒美で子どもに勉強させてもいいし、褒め育てをしてはいけないし、ゲームをなくても勉強しません。
ということです。
この記事だけ読んで「そうなんだ!」と納得して使用しないでくださいね。
この本ではもっと細かい条件について解説してあります。それを知らないと逆効果ですよ、と警告しておきます。
これから子どもを持ちたいと考えている自分にはかなり有益な本でした。
子どもの成功には色んな要因が複雑に関係しているからこそ、結論がでにくい
子どもの”成功”には色んな要因が複雑に関係しているからこそ、データに残りにくく、一概にコレがいい!というものがないものです。
ですがそういったわかりづらいことにも挑戦して統計をとってもらっているなら、それを利用しない手はないと私は思っています。
子どもにできうることはしてあげたいかなと思う限りです。
もちろんこの思いが間違った方向に向いて子どもを苦しめないかどうか常に気にしていきたいものです。
つかず離れず、というのもなかなか難しいのでデータがあれば参考にしよう、というものですね。
そのためにはこういった本は大変有益だと私は考えています。
立ち読みするならこのページだけでも読め!
もし興味をもったら…そうですね…結構興味深い研究が多くて絞り込むのがなかなか難しいのですが、
- P28~
がオススメですね。
よかったら購入をオススメします。
あわせてよみたい本
私が『学力の経済学』を読むきっかけになった本ですが、こちらの本もオススメです。
なんていったって2019年に膨大なデータをもとにまとめられた本です。
ちょっと『学力の経済学』はおかたい文章ではありますがかなり興味深い内容になっています。
この記事の冒頭でもいいましたが、私も過去に書評しています。
▶レビュー記事を書こうと思ったけど内容が濃すぎてまとめられなかった『教育格差』という本についてなんとか記事書いた。 - アラサー主婦タチカワのひとりごと日記
読んで思ったこと色々
ゲームをやめても学習時間は増えない、といいきったのが痛快でした。私も子どものころあまりにニンテンドー64にハマってしまい、親にとりあげられたことがありました。
ですが面白い(?)ことに勉強はしませんでした。おそらく親の狙いとしては勉強してほしかったのでしょうけどね。
むしろとりあげられたことによってより貪欲にゲームにハマってしまった過去があります。
おそらく『ツァイガルニク効果』というものだったのでしょう。
ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、Zeigarnik effect)は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。
なんて今なら振り返って反省することはできますが、当時は混乱したものです。
「えっ親は結局何がしたいんだろう?」
って思いましたね…。
できることならあんまり子どもには混乱させたくないな~なんて思っちゃいます。
親としても精一杯の気持ちの形だったのはわかるんですけどね。
追記
難産だった
地味にサムネの画像が決まらなくてしんどかったです。
生活
足の裏を蚊に吸われたようです。場所が場所だけにかきづらいのがしんどいです。
ムヒを最近ひさしぶりに買ったのですがスースーしなくなっててめっちゃびっくりしました。
ムヒを塗った手を思わず鼻に近づけて悶絶したのはいい思い出です…それがなくなったのも1つの時代の流れなんでしょうね。
今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。