ようやくみました、映画『セブン』。
グロいときいていましたが、そこまでではなかったです。
胸糞ときいていましたが、私はそこまでではなかったです。
ただ今までいろんな映画やゲーム、海外ドラマをみてきたからこその感想なので、ちょっとショックを受ける人は受けるかもなあと思います。
なんというかグロいというより不快な感じですね。それも一瞬ですし。
海外ドラマの『NCIS』の検視シーンになれてる人はめっちゃいけます。私はそうでした。
※NCISはアマプラでみれます。
ほんとうに軽い気持ちで見始めたのですが、なんだかんだで全部みてしまいました。
みながら思ったのが音楽の使い方が効果的すぎる。
家にいながらそう感じたのだから、映画館でみたらもっとヤバかっただろうなあ。
以下ネタバレ考察・感想です。
はじめはサマセットが犯人だと思った
ノー知識でみたのですが、サマセットが犯人だと思いました。
妻の首がある、とはいうもののそれが写ったシーンはないし。
ただジョン・ドゥを殴るサマセットは本気で怒って殴ったと思ったし、続きをしゃべるのをやめさせたかった(ミルズに殺人をやめさせたかった)とも思いました。
でもそれはサマセットの演技かと。
だから
「絶対映画の最後の1秒、サマセットが笑うシーンがくる」
と思っていたのです。
なのにそのまま終わってしまって『????』となりました。
ネットで調べると私のような感想をもった人もいて安心しました。
絶対この映画最後落としてくると思ったんですがね。
今は普通にジョン・ドゥがやったと思っています。
ただサマセットが犯人にもとれる演出がすばらしいと思います。絶妙です。
考察:冒頭は雨、曇り空、最後は晴れ
天気が印象的な映画だと思いました。
最初から途中まで憂鬱な空模様。おそらく荒んだ街の雰囲気を表しているのでしょう。
治安は悪く、教育、騒音問題もあります。
とてもではありませんが、ここで子どもを育てたいかといったらそうではないはず。
どしゃぶりの雨はその荒んだ街のイメージを加速させています。
最後のあたりの晴れと荒野は、事件解決の隠喩なのでしょう。
でも草木が1本も生えていない、人工的な鉄塔がたっているだけの土地。
人間味がないというかそういった無機質な印象を与えたいのかなとみていて思いました。
実際、効果は抜群です。
あれがもし温かみのあるクリスマスの部屋だったら違和感あるはず。
なんとなくジョン・ドゥの心象も表しているような気もします。
ああいう感じなんでしょうね、特に幸せも感じることもなく、ただ生きてるだけ。
感情的に怒ったり、喜んだり、優しい妻がいるミルズがとにかく妬ましい。
だからちょっといじわるしたくなった、というところでしょうか。
ミルズの妻を巻き込んでるのでいじわるのレベルが違いすぎますが。
サブリミナルの妻が入るシーンで悟る結末
ミルズが撃とうか葛藤しているときにサブリミナルで妻が一瞬移りますが、次の瞬間決意したように銃を撃つミルズ。
あのギリギリまで撃つのはやめるほうに気持ちは傾いていたはず。
でも一瞬妻の顔がよぎって、引き金を引いてしまう。
あの演出と音楽はほんっっとうにすごい。
これでジョン・ドゥのやりたかったことは完遂しましたね。
ウィキにかいてあったけど…
ウィキにこんなことが書いてありました。
カイル・クーパーが担当したオープニング・クレジットは公開当時、映画本編と同様に大変な評判となり、日本のテレビドラマやバラエティ番組のオープニング・クレジットに数多く模倣された。
たしかにどっかでみたような感じはするのですが、まったく思い当たらない…
なんだっけなあ。
そのほか
しかし名作映画の感想や考察って書くの本当に迷いますよね。
「他の人にはない光った感想がかけるわけでもないし…」
「この感想なら他の人でもかけるのでは…」
とか思っちゃうので結局ボツにすることが多いのですが、なんとか今回は形にできてよかったです。
みんなが話題にしてる映画は結局めっちゃ面白いんだよなあ。
こちらの記事も面白かったです。
締め
それにしても色々考察してしまいたくなる映画ですね。
軽く見直してみたのですが、これってこうかも?なんてまた考えてみました。
こういう映画は好きです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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