新春早々、後味が悪い映画がきました。
あらすじは
国際宇宙ステーションで火星から帰還した無人火星探査機ピルグリムから火星の土を回収する。
そのなかに生きた微生物がいることが判明する。
地球外生命体の発見にクルーや地球上では歓喜に包まれる。
しかしカルビンと名づけられた微生物は急速に成長し、クルーたちを襲う…
という感じです。
ヤバい雰囲気がビンビンですよね。
これだけ読むと映画『エイリアン』をなんとなく想起させますが、大きく違うのは
- 地球のすぐ近くで起きる
この点でしょうか。
やろうと思えばすぐに地球に帰還できますが、こんなに危ない奴をほうっておくのか。
もしかしたら地球に降りてしまうのではないか。
そんなヒヤヒヤがあります。
グロ度としては映画バイオハザードがいければ大丈夫かと。エロ度はゼロです。
できればネタバレなしでみてほしいので、気になったらNetflixかアマプラでも見放題でみれるのでみてください。
アマプラでもみれるの知らなかった…!!!!orz
吹き替えの声優さんもかなり豪華ですので、ヒロインを演じている坂本真綾さんの絶望の絶叫がききたい方はぜひみたほうがいいです。
でも真田広之さんの日本語がきけますので、字幕もおすすめです!
それでは以下ネタバレ感想なので、要注意です。
地球外生命体はいいヤツばっかりじゃないと思い出させてくれる
この映画を見る前にたまたまNetflixのドキュメンタリー番組、『世界の今をダイジェスト』をみていました。
そのなかに”地球外生命体”についてとりあげている回がありました。
アメリカの学者たちが熱く地球外生命体を見つけることについて語り、
「いつかみれたらいいなあ」
なんて私もウキウキしていました。
しかしその夜にこの映画をみて気分は一気に急降下。
そりゃそうです。
地球外生命体が人類に対して必ずしも好意をもってくれるわけではないし、常識がまったく通用しないのでしょうからね!
頭ではわかっていましたが、こうやって映画にされるととてもショックですね。
この映画ライフは現実に引き戻してくれました。
…あのドキュメンタリー番組にでていた研究者さんたちはライフのようなことが起きたらどんな反応をするか興味はありますね。
地球外生命体を地球に持ち帰ったらどんなことになるか…興味深いことではありますが最新の注意をはらわなければ大変なことになるかもしれませんね。
最後の後味の悪さは近年の映画のなかでも1番では?
過去に遡ればもっと後味が悪い映画もあると思いますが、最後の展開は個人的に近年の映画のなかでも1番後味が悪いと思います。
2017年は近年…か?
あのあとミランダは声が枯れるまで宇宙をさまよい、やがて力尽きて餓死するのでしょう。
絶対味わいたくない。
でもジェイク・ギレンホールのような帰還はしたくない。
漁師さんだって善意で助けようとしたのに、最後のあの展開はきついよ~
タコは地球外生命体説
カルビンが成長してタコっぽくなっていましたが、思ったのが
「タコの体って結構合理的なのかな」
ということです。
タコってもともと地球外生命体説があるくらい謎が多い生き物です。
カルビンの変化も納得です。
こちらの記事が詳しいかと。▼
ラストのあとの地球はどうなる?
つい考えちゃいますよね。
おそらく不時着したのが、東南アジアの海だと思うんですよね。
世界各国の機関に連絡がいくのがだいぶカルビンが大きくなったあと、つまり被害が甚大になってから。
ヘタすると戦争になってしまうかも。
いずれ勝てるとしても被害はとんでもないことになりそうですね。
せめてミランダの報告が地球に届いていればもう少し早くなんとか対処できたかもしれない。
でもミランダは漆黒の宇宙をさまよい続けている。
どうあってもバッド・エンド…
そのほか雑感
夫の発言に笑う
この映画を一緒にみていた夫が
「最初でピルグリムの回収に失敗したほうが幸せだったな」
とポツリとつぶやいていたのが印象的でした。
たしかに…!!
でもそうはいかないのがこの映画。
個人的には面白かったです。こういう映画は平気みたいです。
ただ忘れたころに私の夢になってでてきそうでちょっと怖い。
閉所でくりひろげられるホラーなので子どものころみたら絶対トラウマになってました。
ライフはライフだけど
同じライフなのにこうも違う映画なのか…と思いました。
真田広之さあああん!!!!
「すごい日本語が洋画から聞こえてくる」
なんて思ってしまいました。
真田広之さんのインタビュー記事も面白く読ませてもらいましたので合わせてどうぞ。
特に
英語のセリフということもあって、こちらはハッキリと発音しようとしますが、「そんなにはっきり発音しないでくれ、セリフに聞こえるから」と(笑)。表現することではなく、とにかく自然であることが望まれました。
とのことで、これを知っていると個人的にしっくりくるシーンがありました。
なるほどね…
締め
いやあ本当にいろいろな角度から楽しませてもらいました。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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