伝える力(2007)著:池上彰/ 文章がうまくかけないと思ったときに読みたい。【読書レビュー】

私はブログの文章を書くのが苦手です。

定期的に

「私ってなんてこんな文章を書くんだろう」

「もっとわかりやすい記事にしたい」

と悩むことがあります。

今までたくさん文章系の本を読んできました。

やはり”役に立った!”という本もあれば”役にたたかなかった”という本もあります。

ですが今でもときどき悩むし、もっとよくしたいと思うので今回も文章系の本をよむことにしてみました。

それが今回紹介する本の『伝える力』です。

2007年に書かれた本なのですが、非常に今でも通ずる内容になっています。

  • ブログの文章に悩む
  • Youtubeの動画をもっとわかりやすくするには?

など「何か伝えたいことがある人」にはピッタリです。

 

 

伝える力に書いてあることはすぐに効果は現れないが…

この本にはすぐ実践できることも書いてあるのですが、効果がたちまち現れるものではありません。

例えば私が気になったのは下の部分。

特に、そのことに関してまったく知識のない人にわかるように伝えるには、自分も正確に理解していないと、とても無理です。うろお覚えや不正確な知識、浅い理解では、相手がわかるはずはありません。

(伝える力P22より引用)

「なるほど確かにそのとおりだ!早速実践しよう!」

とたいていの人が膝を打つと思いますが、

一つ一つのブログ記事でそんなことをすぐにできますか?

もしくは一つ一つの動画でできますか?

人を説得させる文章(ブログ記事や動画)を作るには、たしかにわかりやすい内容でないといけません。

しかし『内容を正確に理解する』にはかなり時間がかかると私は考えています。

なぜなら『内容を正確に理解する』には

  1. 集中力
  2. 忍耐力
  3. 時間
  4. 情報の精査
  5. 慣れ

が最低でも必要だからです。

内容を正確に伝えなければ、わかりやすい文章は作れない。

いっていることはわかるのですが最初はとにかく時間がかかります。

かつ読みやすい内容でないといけない。

私も自分の考えをストレスなく文章化するのに4年はかかりました。

(今でも調子が悪いとできなくなります)

あなたがもしお金をもらっているプロのライターではなかったら

とりあえず作品を世に出すこと

を目標にしてみてください。

次はどこを改善できるのか反省しつつ。

これもよく文章系の本で言われていることですよね。

とりあえず作品を世にだすことって大事なことなんだなあと5年目にして痛感しています。

諦めず続けていたら息をするようにできるようになります。

大変だけどマイペースでやることが大事なんだなあと。

もちろん役に立つ情報もある!

上のほうでちょっと否定気味に書いてしまいましたが、この本では『伝える力』をアップさせる方法もわかりやすく解説してあります。

P106の池上さんの新人時代の反省と経験が個人的におすすめです。

特に文章初心者の人は一読する価値はあります。

締め

まさか2007年の本に『なるほどな~』と思わされるとは考えていませんでした。

やはり文章力や人に伝えることで悩むことは不変の悩みごとなんだなと思いました。

もちろんそれだけでなくほかにも必要なことなどを学ぶことができました。

私も文章を書き始めて5年目です。

他の勉強もそうですが、満足せず学び続けることって大事ですね。

 

今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。

これを書いた人

 

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