オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 あなたは自分を利口だと思いますか?【書籍レビュー】

私は思考ゲームが好きです。

私は『答えのない問題を考える』ことを思考ゲームと呼んでいます。

たとえば有名な”トロッコ問題”とかを人と話しあうのが好きです。

トロッコ問題 - Wikipedia

今回はいつもよんでいるビジネス書などからは離れて、実際にイギリスのオックスフォード&ケンブリッジ大学で出された入試問題をまとめた本をよんでみました。

こういう問題ってワクワクしますよね。

私はその人の価値観が反映されるのでこういった話題を話すのが好きです。

こういう話題を人と話すのが好きな人はオススメの一冊です。

 

 

 

水平思考と垂直思考とは

この本を読むまで私も知らなかったのですが、

  • 水平思考…問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法
  • 垂直思考…データや根拠に基づいて、より論理を深めていく論理的・分析的思考

とのことです。

Googleの入社試験なども水平思考が求められるといいます。

たとえば、富士山を動かすにはどうしたらいいか面接官の前でホワイトボードを使って説明するのだそうです。

もちろんホワイトボードは使わなくてもOK。

とにかく個人の柔軟な発想力を求めている会社や大学で用いられています。

興味をもった入試問題と私の解答

私が興味をもった入試問題に私の解答をまとめます。

複数解答しようと思ったのですが、途中で恥ずかしくなったので1問だけにします。

あなたは自分を利口だと思いますか?(ケンブリッジ大学法学)

はい、利口だと考えます。

なぜならば”行動している”からです。

私にとって”利口ではない”とは

「行動しないこと」

だと考えています。

どんなことでも行動しなければまったく現実は変わりません。

どんなに素晴らしい考えをもっていたとしても、伝えるように言葉にしたり、地方から都会にでたり、自分より強大な相手に挑んだりしなければ、誰かに伝えることはできません。

たとえ失敗したとしても、得られる経験はとても大きなものです。

少なくとも0から前に進んでいるのです。

私は自分の目的のために、勉強はもちろんこの世界でも難関といわれる大学に挑んでいます。

挑む、ということはとてもむずかしいことです。

挑戦しなければいつまでも

「自分はあの大学に入れた」

と言い続けることができます。

それはある意味とても気持ちのいいことです。

落ちる可能性のほうが圧倒に高いのに、そのありえたかもしれない現実から目をそらすことができるのですから。

私はそちらのほうが正直とても甘美に聞こえます。

ですが行動しないで自分のありえたかもしれないことに固執する自分は好きではありません。

こうやって行動にうつせている自分をとても誇りに思います。

だから私は自分を利口だと考えます。

その他の質問は?

自分が興味をもったのは主にこんな質問です。

  • あなたにとって悪い本とは何ですか?(ケンブリッジ大学英語英文学)
  • 人はいつ死んだことになりますか?(オックスフォード大学医学)

この本で紹介されてる問題は、様々なマンガをよんでいたら思い出せるシーンがいくつかありますね。

ブラックジャックとか。

締め

今回の本は思考を問うものなので答えがはっきりしていません。

ちょっと消化不良気味に感じるところがあると思います。

私もそうでした。

ただこの本の訳した方のあとがきによると、

(オックスブリッジの)先生たちは学生と論争したいんだよ、インテリ連中は自分の専門分野だけを生きてるんだから、その話ばかりをしたがるものだ。

とのこと。

さらに

オックスブリッジの解答は1つの可能性に過ぎないのだが、思考のプロセスが重要なのだ。話のもっていき方や、人を喰ったような答えでやり込める方法など、思いがけぬ発見をもたらしてくれる。

とのこと。

上で書いたようにこの本にかいてある入試問題の答えはあなたの水平思考が答えなのでしょう。

かといって難しいものもあるので1つぐらい解答をのせてほしい問題もありますが。

またこの訳者の方のあとがきも短いながらおもしろかったです。

もちろんこの本は2011年にでた本なので今と状況は変わっている可能性は高いですが参考にはなるかと思います。

ちょっといつもと違う本が読みたいときにオススメです。

編集後記

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いい天気だったので景色をみにいってきました。

めちゃくちゃ秋が始まっていました。

やはり自然に触れあうとスッキリする気がしますね。

今日はこの辺にしたいと思います。 ではまた。