先日とあるツイートのまとめをみました。
簡単にまとめると
- 上場できるがあえて非上場
- 稼働率は常に7割におさえる
- 2020年にマスクの売上が飛び抜けた
とのこと。
またアイリスオーヤマ公式HPによると
あきらかに2020年から飛び抜けてきています。
さらに経営者のインタビュー記事を読んでいると、
──現在は非上場ですが、今後、株式公開する可能性はありますか。
その必要はない。息子も上場はしないと言っている。
われわれは無借金で投資も自己資金で賄っている。知名度向上のために上場すると聞くこともあるが、当社は非上場ながら、地盤とする東北地方ではいちばんネームバリューがある(笑)。
上場すればインサイダーの問題も出てくる。社員に対しても口が開けない状況になってしまえば、情報共有ができなくなる。
(アイリスオーヤマ、同族経営にこだわる理由 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース)
面白いな、と思ったので早速読んでみました。
好感をもてたところ
たいていの創業者本は
- ここで苦労した
- うまくいかなかった
- けど地道にがんばった
というのが鉄板中の鉄板である。
そうじゃないと面白くないというのはあるし、私は前向きに語れる苦労話は個人的に好きなので気にならない。
行き過ぎると自慢になるのだが、本だから許せる。
この本ではそれだけではなく、コロナショックのあとの未来を自身の経験から予測しているところが面白い。
もちろんそういった予測をしている本や人は多くある。
それにこの本で語られていることの本質は他の本でも読むことができるので、
「超目新しい!画期的!イノベーションだ!」
というわけではない。
だがその”本質”をこの創業者に語らせたら、こういう解釈になるということが垣間見えるので面白いのだ。
まあ要するに人に興味のある人だったらこういった本は面白いと思う。
少なくとも私は面白かった。
個人的にちょっとなあと思ったところ
読めばわかるのですが、たぶんある程度社会経験がある人だったら色々感じるのではないでしょうか。
感想記事なんですが個人的な感情が強くなってしまうのであえてかきません。
自分の経験とついつい照らしあわせてしまいますよね!
でもアイリスオーヤマだったらうまくいくんだろうなあなんて思います。
じゃなかったらあんなに大きくならないと思う。
創業者の本は面白いが
創業者の本は面白いのでよく読むのですが、もちろん『あくまで主観』であるということを念頭にして読んでいます。
(超小声)創業者のカリスマでなんとか維持している会社もよくある話です。私もそういった会社を経験しました。創業者もそれは自覚していたり、していなかったり。
あと大事なのが、その時代はそれでよかったが今の時代には通用しないということ。
ただし『仕事の本質は一緒』な部分があるので、それを自分の頭で考える必要があります。
とはいえ毎回そういうふうに考えるのはしんどいのでざっくりと苦労話を知れる、というところで面白いという感じで読んでいます。
その前提で以下の本が面白かったので紹介します。
各会社の風土が垣間見れるので就活している人にもオススメ。
締め
今回はついついクリティカルシンキング強めに読んでしまいました。
それをとっぱらってもこの本は面白いですよ。
次人間に生まれるならこういうところの娘か息子に生まれてみたいなあ…
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
当ブログは、映画や読書について記事にしています。たまに雑記も書きます。読んだ記事を面白いと思ったらぜひ読者になってやってください。