私は作業しているときに映画やドラマを流す派です。主にホラー・アクション・サスペンス・推理を流しています。
少し前までは『メンタリスト』という洋ドラを流していたのですが、2020年12月26日でアマゾンプライムから外れました。残念。
そんなときにちょうどよく入っていたので映画バイオハザードシリーズです。
この記事を読んでいる人でも全ての映画バイオハザードをみたことがある人はいないのでは?
「ゲーム準拠しているようでしていないから微妙なんだよね」
「だんだん面白くなくなってく」
まあこんな声もよくききます。なぜなら私の感想だからです。
なんというかバイオの映画って”お金はかけているからある程度の映画のはずなのに、わざわざお金を払って外にでて借りる気にならない”感じがしませんか?
ゲオにいっては別の映画をつい借りてしまいます。
ところが今回バイオがアマプラに入ってくれました。
ええ、一気に2回みました。
普通に面白いじゃないですか。映画バイオって一気見したほうが楽しいですよ。話がつながっていますからね。
映画のシリーズ1つ1つに時間が経つから微妙な感じがするんだなあと改めて思いました。前作にでてきたキャラが今作で大活躍!もしくは死ぬ!みたいな展開が多いので、前作の内容を忘れると面白さが完全に半減します。
なのでぜひアマプラで一気に最初から見てください。次に各シリーズのあらすじ&みどころを集めました。ちなみに私はグロが苦手なので、グロ度も書いておきます。
- 各バイオ映画のかんたんあらすじ※ネタバレ含みます
- 全部一気にみて思ったのは、なんだかんだでテレビで流れてるとみてしまうぐらい面白いよということ。
- まとめ
各バイオ映画のかんたんあらすじ※ネタバレ含みます
やっぱり最初はこれ!バイオハザード(2002)
あらすじ
主人公アリスがなぜか素っ裸でシャワー室で倒れているところから始まります。何がなんだかわからず服をきてシャワー室の外にでると、見覚えのある洋館にいました。
見覚えがあるだけで何をしていたのか記憶がありません。そんなときマットという自称・新米警察官にであいます。記憶がないのでそうなのかも…と思っていたら窓から突然スワットみたいな人達が強引に侵入してきます。
アリスとマットはそのまま拘束されます。アリスはスワットみたいな人たちの隊長・ワンに「報告しろ!」とつめよられますが、記憶がないのでいったい何が何やら。
アリスとマットはスワットみたいな人たちにつれられて地下の研究施設へと潜入することに。そこでは地獄のような光景が広がっていた。
映画バイオ1みどころ
- そもそも映画バイオでTウィルスをなぜ撒き散らしたのか。
疑問ではありませんか?映画バイオ1では裏切り者が1人いますが、わざわざTウィルスを撒き散らしたのか。そもそも地上に漏れたらどうするんだ?と思いますよね。そのままTウィルスを盗むならただ逃げればいいのに。
実はちゃんと理由があります。ただし、映画バイオ1と映画バイオ6(ファイナル)ではまったく違ってきます。
映画バイオ1の時点では、
”その裏切り者はTウィルスを盗んでアンブレラのライバル会社のとある企業に売る&そのとある企業の指示のため”
だったらしいです。(by wikipedia)
映画バイオ6(ファイナル)では、
”アンブレラの大いなる目的のため→世界を一度滅ぼして選ばれた人間だけが地球に住まわせるようにしてアンブレラがその上に君臨したい”
となっています。
長期化したシリーズとはいえ、ファイナルでちゃんと説明してくれたのはすごく嬉しいし、おそらく後付の理由としては至極納得のいくものになっています。むしろ1時点の理由よりスムーズだなあと思います。
ファイナルを楽しむなら絶対初代映画バイオは外せません。
- 初代にしかないホラー演出
これも初代だけの雰囲気になっていますが、ホラーの演出がいい。
嫌な感じがする、からの『やっぱりね!』の連続でみていて飽きません。これは「ゾンビなんているはずがない」という前提の世界観だからこその恐怖です。
バイオはゾンビがいてなんぼなのですが、この雰囲気は初代が1番感じることができます。
- 5でたくさん1のキャラがでてくるので要チェック
映画バイオ5では1のキャラがたくさんでてきますので、要チェックです。
詳しくは5のところで語ります。
グロ度:☆☆☆☆
首の断面が写っているので☆4つにしました。切断面が写ってるのは映画バイオシリーズのなかではここぐらいかも。
ただバイオも2002年の映画なのでどうしても作り物感はあります。そりゃそうだ。
ですが子どものころの自分だったら絶対みたくないトラウマものになると感じたので強めの☆4つです。
ちなみにレーザーのシーンは私自身が子どものころにみて夢にでてきましたので、刺激はやはり強めかと思います。
3でもレーザーは登場しますが、ぼかされたりして直接的な表現ではありません。
その他
冒頭のアリスのすっぱだかのシーンはともかく他にもちょいエロシーンがあるので親とみるのはおすすめしません。
たとえ少ししかないエロシーンでも私だったらめっちゃ気まずくなります。
明確なエロが書かれてるのはこの1ぐらいなのであとは気にしなくてもいいです。
シリーズ中1番人気:バイオハザードII アポカリプス(2004)
あらすじ
映画バイオで1番人気のあるバイオハザードII アポカリプス。私もここから入りました。
映画バイオ1のTウィルスが漏れてから2日後の話が今作になります。私的には1周間ぐらいかかったんじゃない?と思いましたが、違います。
1の最後で捕まったアリスはおそらく1日ぐらい実験に使われて寝ていたようです。その間にアイザックス博士によってTウィルスをいれられていました。アイザックス博士というのは映画バイオシリーズのアリスの宿敵です。
アリスが起きて寝てたら地上ではすでにTウィルスの感染が進んでいました。ハイブからもれて2日目とは思えないほどの荒廃ぶりです。
Tウィルスの開発の経緯や激しいアクションがバイオハザードII アポカリプスの大きな特徴です。みててめっちゃ楽しい。初心者の人向けの映画。
映画バイオ2のみどころ
- 女優さんのジル・バレンタインの再現度がすごい
これは映画をみてもらえばすぐにわかります。ただすっごい作り込んでくれるのでとても嬉しいかも。女優さんってすげー!ってなります。
- 混乱した街のなかでの群像劇(複数の主人公)がいい
一応主人公はアリスなんだけど、いろいろな主人公がいて視点があって、最終的にみんながパーティを組むのがめちゃ熱いです。
キャラがそれぞれ濃いので見飽きない。
- 映画バイオ2からでも見れる仕様がいい
一応前作見ていない人でもわかるようになっていて、前作もみてね!みたいな感じになっています。
グロ度:☆☆
正直ほとんどグロくない。むしろかわいそう度のほうが高い。
グロが苦手な私でも見れるので結構低め。
ただ痛そうなシーンはあるので、☆2にしました。
レーザーの悪夢ふたたび:バイオハザードIII(2007)
あらすじ
2から数年後の世界の話です。
2の最後でアイザックス博士にまたいじられたアリスは、人工衛星とリンクできてしまうようになっていました。
その後カルロス達とわかれ衛星から逃げるように単独行動をするアリス。ちなみに3の時点で前作2にでてきたアンジェラは死んでいます。
途中で立ち寄ったガソリンスタンドで『アラスカにいけばアルカディアというゾンビのいない街がある』という情報を手にします。
半信半疑ではあるものの、その後にであった『クレア軍団』の人たちとそこを目指すことを持ちかけます。
しかしどうやってアラスカまで移動するのか。さらに強くなったゾンビがアリスとクレア達を襲う…
映画バイオ3のみどころ
- アニマルパニック映画『鳥』のパロディ「鳥が襲ってくる」シーン
私が3で1番好きなのはカラスが襲ってくるシーンです。
ゾンビの肉を食べたカラスがゾンビ化する。これはあるあるだとは思いますが、白い砂漠の背景と相まって死神に見えるところがかっこいい。
- 元気なゾンビが大活躍
3の世界ではTウィルスが変異したこともあって色々なゾンビが登場します。
体が強くなったスーパーゾンビ、鳥ゾンビ、走るゾンビ、アイザックス博士の努力が垣間見えます。
普通のゾンビでは飽きてしまった方にはおすすめです。
- アリスのメイクがすっごいカッコいい
おそらくメイクしていないことはないと思うのですが、ノーメイクじゃない?っていうぐらい自然なアイメイクがかっこいいなと思いました。
特にここのまぶたの部分。
うーん、かっこいい。
- なんだかんだで面白くてみてしまう
クレアとの出会いやクレア軍団とのふれあいも3の大きな要素です。
グロ度:☆☆☆
レーザーが登場するのでどうしてもグロくなってしまいます。ただ今回のラスボスを倒してくれますし、表現がマイルドなので☆3です。
それよりもカウボーイ・チェイスの死に方がショックでした。いいキャラだったよ…
ちょっとなあと思ったところ
日中の砂漠をテーマに挑戦したようですが、やはりどうしてもゾンビとの相性は悪いです。
ただ3ぐらいで一度明るいステージで映画をやらないと難しかったかなとも思います。
このあと4、5、6では暗いところが中心なのでメリハリにはなったかな。
その他
キスシーンはありますが、洋画でよくある感じの『死地に向かう恋人にするキス』ですので、大丈夫かと思われます。
いろんなゾンビがでるぞ:バイオハザードIV アフターライフ(2010)
あらすじ
冒頭の東京のシーンは感染が広がったあたりの話。つまり2のあとぐらいのおまけ話です。
で、3の最後で東京の地下支部にいるウェスカーにケンカを売ったアリス。1年後その宣言通り、アリスと大量生産されたアリスクローンたちが東京で大暴れするところからスタートします。
その半年後アラスカにあるアルカディアに向かったクレアたちをおってアリスはプロペラ機で北を目指していました。結局みつかったのは同じようにアラスカをめざした人たちにのりすてられた空っぽの飛行機の山と、ぼろぼろになったクレア。
いったんクレアとアリスは飛行機でロサンゼルスに戻るところで、刑務所に生きている人を発見し、着陸。そこにいた人々と、クレアの兄・クリスとともに海上にあるという”アルカディア”を目指す。
映画バイオ4のみどころ
- 前作より様々は特徴をもったゾンビたち
今作ではマジニといういろんな種類のゾンビがでてきます。花咲ゾンビ、泳ぐゾンビ、大きな斧をもつゾンビ、ただのパワー系ゾンビ達だけではありません。
▼泳ぐゾンビはこちらにもいる
- クリスやその他のキャラクターが魅力
3は仲間とのふれあいや和気あいあいな雰囲気があってこその悲劇がひきたちました。
が、4にでてくるキャラクターはいい人たちばかりではありません。そこらへんの人間のかけひきが好きな人は好きな作品かと。
一応勧善懲悪なのでみていてスッキリしますし、あんまりもちこさないのがいい。
私はルーサーがめっちゃかっこいいと思ったのですが、次でね…うん……
- エンドロールまで見逃せない
初見でみたときはエンドロールに誰かいる!っていう感じだったのですが、あれジルなんですね。髪の毛の色が違うからまったく気づかなかった。
5がめっちゃきになる!って感じですよね。
ちょっとなあと思ったところ
- 4つも場面転換するので印象が弱くなる
冒頭の東京、アラスカ、ロサンゼルスの刑務所、アルカディア、と戦う場所がころころ変わるので映画バイオを見返すとどうしても印象が弱くなる。
刑務所を脱出するのは面白いんだけど、初見でみたらすでにそのころには4の冒頭で東京のシーンがでていたことは忘れている。
正直ふりかえると印象が弱い4だが、なんとか5につなげててすごいと思いました。
- アリスの服装が5とかぶる
これは見直していてきづいたのですが、東京支部での戦いでアリスがきていたのが黒いタイトな戦闘服でした。映画バイオシリーズでアリスが黒い戦闘服をきたのが、4が最初です。
これ5にも似たような服きているんですよね。特に5のポスターにも使われてますし。
だからかもしれませんが、4と5って内容がごっちゃになります。
- ウェスカーが死なない
これは大人の都合もあるとは思いますが、ウェスカーが何をやっても死なない!
もはや急にでてきても驚かないっていう。まあゲームでもそんな感じなのでもういっかとあきらめます。
- そろそろ展開が苦しい
3で一気に地球を滅ぼしてしまったので、これ以上荒廃させるのが難しいなと感じましたね。じわじわ滅ぼしていったら面白かったのに。
グロ度:☆☆
たしかに体がまっぷたつになるシーンはあるものの、あっという間ですし断面がみえていないので☆2です。
ただ子どもにみせるかといわれたらみせないですね。
1の懐かしい仲間が敵になる:バイオハザードV リトリビューション(2012)
あらすじ
テーマとしては『地下施設から脱出せよ』。
4の終わりから続いています。アンブレラの強襲により、クレア・クリスとともにアンブレラに捕まったアリス。そのままアンブレラの地下施設につれていかれます。ちなみにクリスとKマートはここで消息不明。どこかで生きていてほしい…
5ではウェスカーが一応味方になります。ウェスカーはエイダという女性を送り込みアリスを脱出させようとしてきます。ウェスカーいわく、レッドクイーンがアンブレラを裏切ったとのこと。
脱出する途中で、1に登場したかつての仲間のクローンと遭遇。洗脳された仲間はアリスに襲いかかる。アリスの娘のクローンも登場します。
映画バイオ5のみどころ
- シリーズのなかで1番アリスが弱め
4の最後でウェスカーに弱体化の薬を打たれているため、アリスは若干弱くなっています。苦戦を強いられる、とはいいますが、スタイリッシュな戦闘は健在です。
まあハラハラを楽しみたいよね。
- ゲーム登場キャラが多い
ゲーム版バイオ4に登場したレオン(賛否両論)とエイダさんが登場します。 エイダさんはともかくレオンはちょっとなという声もまあ納得。あとジル・バレンタインなどもいますし、ゲーム版バイオ4の敵であるプラーガもいます。
グロ度:☆
いいキャラが子どもを守ろうとして首の骨をシーンがあります。痛いのもそうだけど、かわいそうだなと感じますね。生きていてほしかった…
アリスの正体が語られる:バイオハザード: ザ・ファイナル(2017)
あらすじ
5のあと生き残ったアリスが、レッドクイーンに『風で撒き散らしてゾンビをなくせるワクチンがハイブにあるの』と伝えられ半信半疑ながらも1の舞台であるハイブに戻ってくるところから始まります。
ついにアイザックス博士との対決です。3で死んでいなかったんですね。
アリスの正体と、意外なレッドクイーンとの関係。
私はこの展開好きです。
映画バイオ6のみどころ
- クレアが再登場
生きとったんか!!!ってな感じでアリスを助けてくれます。あの状況からよく生きてたなクレア…ただKマートとクリスの行方はわからないようです。
- 久しぶりに仲間にスパイ疑惑
こういう展開やっぱりワクワクしますよね。久しぶりにサスペンスが入ります。
- アンブレラ社の真の目的
ファイナルまで続くと思っていなかったはずなのですが、それらしい理由をつくってくれたので満足です。一応自然な形かと。
- クローンを認めたアリスとクローンを認めなかったアイザックス博士の二項対立がいい
これも見直してて気づいたのですが、ファイナルで1番グッときました。
結局主人公のアリスもクローンだったことが映画の最後のあたりでわかります。いったんは絶望するアリスですが、
「いいえ、あなたは最高に立派よ。私など足元にも及ばない」
という言葉をオリジナルアリスから送られます。その後アリスがもっていない記憶をオリジナルアリスから受け継ぎ、本物のアリスとして世界をまわっていく…すごいかっこいいじゃないか…
いっぽう自分のクローンを大量につくっていたアイザックス博士ですが、
「私はお前だよ、バカめ」
という言葉を自らのクローンに吐き、自暴自棄になった自分のクローンに殺されるという顛末。なんと皮肉な話です。
結局、アイザックス博士のクローンも自分が作ったミイラに殺されます。
人によるかもしれないが、人のクローンなんてロクなもんじゃない。
なんて監督の皮肉が込められているような気すらしてきます。
結構お気に入りのシーンが多いんですよね、ファイナル。
グロ度:☆☆
アリスがアイザックス博士の手をもぎとるシーンがあります。あとハイブ潜入中に罠にかかって指先から落ちるアリスの仲間がいます。
なんというか手関係がもっていかれることが多いです。
あとアイザックス博士がアリスの頭部を披露するシーンがシュールで笑ってしまいました。
全部一気にみて思ったのは、なんだかんだでテレビで流れてるとみてしまうぐらい面白いよということ。
個人的に面白さは、【2→1→ファイナル→5→3→4】ですね。
でもなんだかんだでテレビでやってたらみてしまうと思います。
なんとかファイナルまでにこぎつけてくれてよかったなあと通してみて思いました。
超大作を終わらせるのってめっちゃ大変ですよね。やったことないから想像もつきませんが。なんとか終わらせてくれたスタッフや監督に拍手をおくりたいです。
まとめ
どうしても地上波の放送だとカットされるだろうな~というグロシーンもあるので、やはりバイオはゆっくり家でみたほうがいいです。
ゆっくり休日に頭を真っ白にしたいときは映画バイオをみてはいかがでしょうか。