Netflixをたまたま漁っていたら旧劇エヴァをみつけたので久しぶりにみてみました。
しっかり最後にみたのは10年ぐらい前なので、
「懐かしいな~」
という感じだったのですがが、シンエヴァをみたあとだったのでなんというかなかなか心に来るものがありました。
旧劇はバッドエンドでシンエヴァはハッピーエンド(一応)ということで、対極に位置するようでいて本質的な意味は同じなのかなと思いました。
詳しい解説は他の人がしているので私は解説しませんが、ざっくり感想を描きます。
またアマプラでシンエヴァみようかな。
改めて旧劇エヴァをみて思ったこと
画質があがって何が描いてあるかわかりやすい…!
改めてみると画質があがっていて見えなかったところがみやすくなっていました。
砂場のシーン、よくみるとアスカの人形が見下ろしていることに今更きづきました。
『なんか動いた!!』とおもったら人形が動いていてゾクッとしました。
シンジを除くと、そのシーンだけシンメトリーになってないんですよね。
字幕があって何を言ってるかよくわかる…!
映画の内容ではなくNetflixの機能に感動したという話になってしまうのですが、字幕機能のおかげでキャラが何をいってるかわかることに感動しました。
独自用語が多く何言ってるかよくわからないシーンが多々あり困惑していたのですが今回字幕機能のおかげで何をいってるかよくわかりました。
アスカとお母さんのシーンとか、特に。
まあ字幕がないほうがリアルといえばリアルですよね。
だって日常生活でも人がいってることなんて耳半分なことが多くないですか?
聞き取れないことのほうがリアルなのかなって。
最近のアニメ・マンガ作品はわかりやすさを重視している
久しぶりに触れる狂気の庵野作品
久しぶりにみて思ったのが、
「ああ、こういうアニメも久しぶりだなあ」
という感想だった。
シンエヴァも難解なアニメではあるが、あれはまだわかりやすいほうだ。
庵野監督がどっかのインタビューでいってた気がするんだけど、
「誰もみたことのない映像作品を作りたいが、『これは自分が初出だろ!』と思ってももうだいたい誰かが作ってて落ち込む」
とのこと。
これを踏まえると庵野監督作品全体をみるとわかりやすくなるかもしれない。
そういわれるとあんまり庵野監督作品はみたことのない映像が多いと思う。
わかりやすいアニメ・マンガの氾濫か流行か
誰がいっていたか忘れたのだが、
「最近のユーザーは1から10まで説明しないとダメになっている」
みたいなことをどっかのインタビューでいったいたような気がする。
その代表格が『鬼滅の刃』だ。
1から10まで説明している。
例えば登場人物の心境まで文章で説明している。
それが子どもにもウケ、普段マンガを読まない人も巻き込んであそこまでのブームになった…
これをいいと思うかどうかはともかく大ヒット作まで成長させるには、普段マンガを読まない層をどれぐらい巻き込むかどうかが大きなポイントである。
もっというなら今の人は読解力が落ちている、とかの話になるかもしれない。
が、私はそうは思わない。
単純にコンテンツがあふれるほどになった現在、いろんなコンテンツに触れたいため時間がなくなり、わかりやすいものに走りやすいというのはあると思う。
すべて説明されているため、深く考えなくてもすむ。
すぐ周りの人と共有できる。
「公式でいっているんだから、このキャラの心情はこうなんだ!」
とこれで終われる。
1オタクとしてはすべて語ってくれる作品には物足りなさを感じているが、こういうマンガもありだと思う。
だって実際鬼滅の刃は全国の書店を救ったといわれている。
どんなに最初に鬼滅の刃をみつけたとしても、オタクだけの力では書店を救えないのだ。
もっというなら庵野監督や宮崎監督はすでにブランドになっているため、示唆する程度でもオタクたちは追いかけてくれる。
新人クリエイターにはそれができない。
すぐにお金が必要だ。
あの庵野監督でさえ、不動産投資をしたから安定的にお金が入ってくるようになって映画に集中できるようになったとインタビューで答えている。
わかりやすいアニメ・マンガというのはこれからも続く流れではあると思うが、久しぶりに旧劇のエヴァにふれて「ああ、こういうのもあったなあ」と思い出した。
注書き
インタビューの記事がみつからなかったので出典を載せられなかったのが悔しい。
私の記憶違いかもしれないのでこの記事は私の感想ということで済ませてほしい。
締め
昔の映画をみるとまた新しい自分にも気づける。
そう思った。
旧アニメシリーズの赤木リツコが1番好きです。
今日はこの辺にしたいと思います。ではまた。
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